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早稲田大学で建設系学生を対象にVE講座を指導しています。2年間に約180名の大学院生と大学生が受講し、道路施設をテーマにしたワークショップセミナーでVEの基本を習得しました。その基本テクニックをさらに身につけさせる方法として受講生にVEL資格を取るように勧めてきました。その結果約半数の学生がVELを取得しました。統計的ではありませんが取得者は下記の考えで資格取得を決心したと思われます。

(1) 就職活動に有利で就職後に仕事で使えそう
(2) 自己能力のステップアップに使える
(3) VEのテクニックをさらに勉強したい(大学での12コマの講義は物足りない)

大学では専攻の基礎学問は学べますが、それ以外に講義の中の一部が社会に使える実用的な学問があってもよいと考えます。あらゆる分野に適用できるVEは大学教育では社会との連続性を保つ講義のひとつであると考えられます。新入社員にVEL取得者が増えれば公的機関や企業等の価値向上もスピードアップが図れるに違いありません。

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理系・文系に関わらず、大学課程においてVEの履修を必須にすれば良いと思っています。昨今、「論理思考」に関する書籍の出版や関連セミナーの開催を頻繁に見聞きします。問題発見、問題解決、交渉、プレゼンテーション・・・、ビジネスにおいて論理思考を必要とする機会は多い。かく言う私も、ロジシン(ロジカルシンキングの略)関係の本をずいぶん読み漁ったものです。(投資効果はいかがなものか・・・)。明らかに自分の能力は不十分でしたし、今まで学んだこともありませんでした。そして何より、学ぶ必要性を強く感じたからです。

VEも、社会に出てから強い必要性に気付いたもののひとつです。VEをひとつの管理技術と考えれば あくまで手段であり、「それを学んでどうするの?」というところに繋がらなければ、学生時代に学ぶには意義を見い出しにくいかもしれません。

学生時代にVEを学び体験する意義を、私は次のように考えます。
・物事の本質を捉えようとする思考を鍛える
・チームでアイデアを出し合う習慣を持つ
・顧客本位や社会貢献を強く意識する

これを学生時代に身に付けておくのと、社会に出て自分で必要性に気付いてから学ぶのとでは、スタート地点が10年(私の場合)は違ってくるのではないでしょうか。

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私がVELと出会ったのは今から約1年半前、何気なく大学の事務室を通り過ぎようとした時に、掲示 板でVEL講座の案内を見て「VELとは何を学ぶものなのだろうか」と思ったことがきっかけです。

VEL取得後、私は建設会社へ入社し、現在は北品川の推進工事現場で働いています。 私はこの現場で発生している問題を解決するためにVE提案をし、作業効率の改善、工期の短縮に貢献することが出来ました。

今回の現場におけるVE提案のように、現場において工期の短縮を達成することや、自然環境や社会環境等の「広義の環境」に対して配慮を目的とするVEを行うことがVEL取得後からの私の目標です。実際の施工現場では緻密な施工計画とは相反して、経験に基づいて施工されることがほとんどです。しかしその大部分にVEを導入することでこれまでに無かった施工段階でのVEの重要性を会社に認知させ、社員一丸となって取り組むことでより良い「サービス」を提供できるようになれれば、と考えています。

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私はVEに関わって現在で2年目になります。会社で携わっているVEに関する仕事は大きく分けて2種類あります。

1つは社内でのVE推進活動です。現在、私は生産技術部に所属し、生産に関わる各種の管理技術を各事業部に提供し、開発、設計、製品改良に至るまで、各部が最大のパフォーマンスを発揮できるよう支援する仕事をしています。その各部に提供している管理技術の1つがVEです。単なるコストダウンではなく、製品の機能を追及することで、根本的なところから製品を新たに生み出すことや見直すことができるVE。このVE手法を用いた改善活動によって、より良くなった製品を見ることが出来るのは、やりがいのある仕事だと思います。

2つ目は、他社のVE活動事例を知ることです。他社の情報にじかに触れることは、自社にはない様々な点を知ることができ大きな刺激を受けています。もちろん、VEに関する仕事を通じて多くの方々と知りあえたことも大きな財産です。

私は、会社に入社してからVEを知り、学び始めました。しかし、学生時代からVEの考え方を知ることで、物事を機能本位で見る良い習慣が身に付き、社会に出てからも必ず役に立つものと思います。

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