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社団法人 日本バリューエンジニアリング協会



  VES合格体験記            

● オリエンタルモーター株式会社 上野 一治 VES

  私はVELを取得した2年後に、VES受験に挑戦しました。新たに設置されたVE専属のグループができ、VEを推進する立場になったということが大きな理由です。
  VESを受験すると決めたときに聞いた言葉が、「難しい」ということと「木を見て森を見ずになるな」ということです。今思うと、この言葉がいいアドバイスになっていました。
  まず、「VE推進者養成セミナー」を受講し、WSSを通じて、実施手順の本質、推進者としてのテクニックなど多角的な視点から学ぶことができました。また、「新・VEの基本」「新・VE入門Q&A」「VE用語の手引」を熟読し、自分なりのノートにまとめこみました。
  これで、自分なりの準備はできたと思っていましたが、VE実践塾の「VEブラッシュアップ講座」を受講し、理解度の低さを痛感させられました。
  たとえば、「VE5原則とは何か?」には一つひとつの原則について、答えることはできますが、「VE5原則の意義は?」と問われたときに、すぐに答が出てこないのです。
  まさに、”木を見て森を見ず”の言葉が思い出されました。それぞれの意義、必要性、重要性、関連というキーワードで、VEを説明できるようになることが必要になります。
  もう一つ付け加えると、設問に対して、主張したいことを短時間で書けるかということも必要でした。「口ではいえるけれど書けない」では理解していないことと同じです。これも練習することをお勧めします。
  最後に、VES合格のためにご指導・ご協力いただいた方々に心より感謝いたします。

 

● パシフィックコンサルタンツ株式会社 木守 岳広 VES

  建設コンサルタントとして公共事業の設計業務に携わること15年。私は、道路橋や擁壁など道路構造物の設計業務を主体に、国や地方自治体職員を対象とした構造物設計の講師を務めています。
  ある時、客先から設計VEに関する質問を受けました。当時VELであった私は、VEについて概ね理解していたつもりだったのですが、うまく説明できず・・・今思うと手順を知っていただけで、理解はできていなかったのです。VEに対するスキル向上の必要性を感じた私は、同時にVES取得の課題を自分に課しました。
  受験を決意した日から、「新・VEの基本」を熟読することを日課としました。1日30分〜1時間程度ですが、毎日欠かさず目を通しました。2ヵ月も続けると、読み抜けがなくなり要点が頭の中で整理されました。
  次に、要点を整理し暗記用シートの作成に取りかかりました。要点整理では、バリュー・マネジメント実践塾での講義内容やテキストが大いに役立ちました。「新・VEの基本」は理解していたつもりでしたが、実践塾を経験することで改めて用語のもつ一字一句の重要性に気づきました。
  暗記は若い頃のように簡単にはいきませんでしたが、仕事柄出張が多いため、暗記用シートを常に持ち歩き、移動時間を活用しました。
  幸にして合格できましたが、VESを取得した一番のメリットは、受験を通して私自身のVEに関する理解度が深まったことです。また、VEの専門家としての資格を有することで、客先からの信頼感が得られました。公共事業においては、まだVEは新しい取り組みであり、VEを推進できる土木技術者は不足しています。是非、多くの方のチャレンジを期待しています。

 

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