VE導入事例
導入事例 『「VEリーダー1万人プロジェクト」が企業力を底上げする』 >>VEリーダーが増えることのメリットを、どうお考えですか
どの企業を見ても、VEのようなコスト低減・価値向上活動が盛んな企業は業績がいいし、好調な企業はどこもVEのような活動が盛んです。日立グループでもそれは同じで、VE活動が盛んなグループ会社ほど業績が伸びています。VEリーダーはVE活動のコアメンバーですから、VEリーダーを増やすことは、VE活動の活性化の前提条件です。
VEリーダーを増やすことには、全社で言語が共通になるというメリットもあります。日立グループには半導体といった先進事業の会社もあれば、工場ラインでこつこつと物づくりをしている会社もあります。そうしたさまざまな企業がグループとしての結束を強める上で、VEという共通理念・共通言語は実効性の高いツールです。実際、VEリーダーを増やし、VE活動を活性化する中で、各グループ会社の戦略がトップによく伝わるようになりましたし、トップの思いが各会社によく理解されるようにもなりました。
さらに、VEという共通言語は、情報流通を促します。各グループ会社のVEリーダーどうしは結びつきが強く、情報交換を密にしています。仕事における情報の力は大きいですから、何か問題が起こったときに、ネットワークで情報を集めると、必ず解決の糸口が見つかるものです。1000人の会社だと、1人につき10人の情報交換の相手がいれば、合計で1万人の情報網になります。VEリーダーが増えることで、情報流通と問題解決力が高まります。
当グループのVEリーダーが1万人になるのは、3年ほど先になりますが、今から非常に楽しみです。VEでは「トータルとして何がいいのか」と考えますから、VEの経験のある人は、知識の幅が広いし、物を俯瞰する習性がある。だから間違いが少ないのです。1万人がそうなってくると、日立グループの業績ももっと上がると期待しています。
また将来は、1万人のVEリーダーの中から、経営に携わる人も出てくるでしょう。VEリーダー資格を取って、実際にVEリーダーとしてVE活動の経験を積んだ人が、今度は経営のリーダーとなって会社を動かしていく。そのとき、日立グループの新たな成長が始まるはずです。
もちろん、直近の効果もあります。VEリーダーに合格した人は、3カ月以内にVEを実践して、レポートにまとめてもらうことにしています。その実践で、例えば1人当たり10万円のコスト低減効果があったとしたら、1万人で計10億円のコスト低減になります。1回きりで10万円のコスト低減でも、1万人になると10億円。それが日々の実践になれば、さらに大きなコスト低減効果があがります。そうした点もじわじわと企業力として生きてくると期待しています。
目次
- 日立グループがVEを導入した経緯について教えてください
- 2005年からVE活動を強化した目的は、どんなところにありますか
- 日立グループのVE活動には、どんな特徴がありますか
- VEリーダー資格のメリットをどうお考えですか
- 3年で1万人のVEリーダー養成とはすごいスピードです。VE教育ではどんな工夫をしていますか
- VEリーダーが増えることのメリットを、どうお考えですか
- VE活動推進のポイントを聞かせてください