VE導入事例

導入事例 『人材は基礎教育が命。VEは社員のベースであり、会社の文化だ』 >>

VE教育にあたってはどんな人材観をお持ちですか。


VEの基礎教育をしっかり身につけさせることが最も大事だと考えています。しかし実効性を急ぐあまり、基礎教育の大切さをあまり認知しない人がいるのは残念なことです。よく建物の基礎にたとえてお話ししますが、基礎は、その多くが竣工したあとは見ることができません。しかし、その基礎がちゃんとしたものかどうかは、地上の建物を見れば分かります。VEをやっても利益が上がらないから、「VEなんて効果が上がらない」と言う方がいますが、利益に結びつかないのはVEのせいではなく、基礎教育がしっかりしていなかったからともいえるのです。大きな事業の中でVEを活用して大きな利益を上げようと思ったら、それなりの基礎をしっかりつくりこまないといけません。当社がVEリーダーの育成に努めている理由も、積み上げがきくように、社員一人ひとりに基礎を固めてもらうためです。VEリーダーが増えるほど、VE活動の基礎がしっかりして、会社の底力も増していきます。
当社の人材育成方針には3つの判断基準と3つの行動基準がありますが(図表1)、VEは人材育成に非常に役立ちます。企業が利益を確保するうえでいちばん大切なのは人です。人材の質を追求するからこそ企業は伸びるのであって、コストをいくら追求しても会社は伸びません。VEリーダーが増えてくれば、その中からVEスペシャリストを目指す人、アメリカVE協会認定のCVSになりたいという人も出てきます。当社からは、OBを含めるとこれまで19人のCVSが育成されています。
(図表3)


図表1 フジタの人材育成方針

【3つの判断基準】
・顧客の課題に「フジタの総力」で応じる
・品質と収益を徹底して追求する
・「独自性ある価値」を生みだす

【3つの行動基準】
・「スピード感」をもって物事に取り組む
・責任をもって達成するまで「やりきる」
・結果を「検証」して次の行動につなげる

目次

  1. 株式会社フジタは日本でいち早くVEを導入しました。導入当時の様子について教えてください。
  2. 40年間の実践の中で感じてきたVEの魅力を聞かせてください。
  3. 現在のフジタのVEへの取り組み体制について教えてください。
  4. VE教育にあたってはどんな人材観をお持ちですか。
  5. 社員がVEリーダー、VEスペシャリストなどの資格を取得することに、どんな意義や効果を感じていますか。
  6. 昨今は官公庁や自治体のVEへの関心が高まっていますが、この流れは続くでしょうか。
  7. フジタには、簡便にVE活動ができるツール「2時間VE」を開発した元主査がみえますが、今では業態を越えて他社にもその活用が広がっています。
  8. これからVEリーダーを目指す人たちに向けて、メッセージをお願いします。