VE導入事例
導入事例 『組織すべての層でVEリーダーを養成する』 >>全社でVEL取得者を何名まで増やす目標ですか
2006年に立てた3カ年計画では、まずVA基礎教育の対象を各事業所の技術系の全社員と資材部の全社員としました。さらに、その中からVA実践活動の核となる人材を育成する目的で、VEL資格取得者数の目標を262名と設定していました。これは、各事業所にあるビジネスユニットごとおよび事務局に最低限必要な2名の配置を考えて決めていました。ところが、予想以上に多くの社員が積極的に資格取得を目指し、目標を大幅に超える勢いですので、現在、計画を見直ししているところです。
当社の原価企画・VA推進体制では、事業所所長の下に、原価企画・VA推進責任者としてCTOを置いています。現時点で正確な数値は未定ですが、見直し計画では、将来とも、磐石な活動基盤を形成し、トップダウン型推進とチーム活動を展開するために、CTOを含め、ビジネスユニットの代表者である部長レベル、製品毎の責任者である課長レベル、さらに開発プロジェクトのリーダーおよび参画メンバーの全員にVEL資格の取得を順次拡大したいと考えています。
これらの取組みは、当社の関連会社を含めて進めていくこととしていますし、さらにソフトVEへの取組みを考慮すると、VEL資格の取得者数は、さらに高い目標を設定したいと考えています。
図表2 三菱電機の原価企画VA推進体制
VELを取得した社員が、社内でVE教育に当たっています。新入社員対象に入門講座を、その先の講座として「VA基礎」「製品開発VA」などを社内で開講していますが、これらの講座のインストラクターを、VEリーダーの社員が務めています。自分で勉強して資格を取り、VEを実際に業務で生かしている社員が講師ですから、受講する社員にとってよい刺激となっているようです。また、VEリーダーからも、「教えることがいい経験になっている」との声を聞きます。
VEL、VESを取得した社員は、VE活動の推進でも中心を担っています。また、当社では、原価企画・VA活動推進事務局と連携すべく、VA専門部会とVA技術委員会という組織があります。VA専門部会は社員が自由に出入りできる検討グループで、「こんなツールを使いたい」といった諮問をVA技術委員会へ投げかけます。VA技術委員会を構成しているのはVEL、VESの取得者です。VA技術委員会の中にはワーキンググループがあり、ツールや手法の開発、マニュアルや技術参考資料の作成、VA専門部会のオーダーへの応答などを行っており、その成果をイントラネットに公表して社内で共有しています。このVA専門部会とVA技術委員会が、当社のVEの技術基盤で、これを支えているのが社内のVE資格取得者です。
目次
- 三菱電機がVEを導入された経緯を聞かせてください
- 三菱電機のVE活動の特色は何でしょうか
- 社員のVE資格の取得を奨励しているそうですが、その狙いは何ですか
- 全社でVEL取得者を何名まで増やす目標ですか
- VEを活かした御社の将来像を聞かせてください