開催日
2017年10月13日(金)開催レポートをアップしました。
ページ下をご覧ください。
特にご参加いただきたい方
(※どなたでもご参加できます。)
- 効果的な改善方法をお探しの方
- VE(バリュー・エンジニアリング)の導入・実践をお考えの方
- VE導入・実践上の問題でお困りの方、など
日 時 2017年10月13日(金) 10:00~17:00
【第一部】10:15~11:45 【第二部】13:00~17:00
参加費
一般 | VE有資格者 会員の紹介 |
協会会員 | |
第一部+第二部(昼食付) | 13,400円 | 11,400円 | 10,300円 |
第二部のみ(昼食無) | 12,400円 | 10,400円 | 9,300円 |
会場名
マツダ株式会社 本社講堂
会場住所
広島県安芸郡府中町新地3-1
地図
資料
パンフレットのダウンロードはこちらから
第61回西日本VE大会パンフレット
開催レポート
西日本支部(中四国・九州地区)では、10月13日㈮にマツダ㈱殿の本社講堂で第61回「西日本VE大会」を開催しました。
西日本VE大会は、中四国及び九州地区でのVEの普及や活用促進を目的に、毎年秋に開催されています。今大会のテーマは、『新たな視点で現状打破~組織力・発想力・改善力を高めるVE~』と題し、充実したプログラムとなりました。
午前中は、複数の車種を1本のラインで混流生産するマツダ㈱殿の車両組立工場とマツダミュージアムを見学させていただきました。
午後に入り本会・瀧浪秀元西日本支部長〔西日本旅客鉄道㈱〕の挨拶で開会。その後、㈱プリベクト代表取締役の北山一真氏より、『プロフィタブルデザイン~技術力を利益に結びつける設計手法』と題し、固定費マネジメントの重要性や設計高度化への改革のポイントなどを解説いただきました。
瀧浪秀元西日本支部長 | ㈱プリベクト 北山一真氏 |
続いては、事例紹介。㈱内海機械の横島昌夫氏より、WAVE法を活用した小集団活動の事例を紹介いただき、住野工業㈱の小林寛史氏からは、金型製造工程にVEを適用し歩留率を改善した事例を紹介いただきました。その後、三菱電機㈱島嵜睦氏から電子回路VEの要点を事例を交え紹介いただきました。
㈱内海機械 横島昌夫氏 | 住野工業㈱ 小林寛史氏 |
三菱電機㈱ 島嵜睦氏 | 三島食品㈱ 三島豊氏 |
バラエティーに富む3社の事例紹介は、VEの多様性や可能性を大いに示すものとなりました。
休憩後は、三島食品㈱代表取締役会長の三島豊氏の特別講演。仕事を楽しむ雰囲気づくりが大切であるという考えのもと、同社で取り組んでいる様々な活動を紹介いただきました。
最後は、西日本VE大会恒例のバリュー・コンテストの当選発表。今回は対象商品の価格を当てるコンテストとして実施しました。当選者への賞品でもある今回の対象商品は、電動歯ブラシ5つ。当選者それぞれが根拠をもって見積もりしたことを説明いただき、大いに盛り上がり、大会は、盛況のうちに終了となりました。
西日本支部では、11月10日にVE京滋セミナー、来年2月16日にVE関西大会を開催する予定です。さらにパワーアップし、よりよい情報を提供して参りますので、皆様も西日本支部の活動にぜひともご参加ください。
10/8/24 10:15 |
現場見学会(マツダミュージアムと組立工場の見学) 1920年代からのマツダの歴史をヒストリックカーの展示とともにご紹介、ルマン24H耐久レースにおいて日本車で唯一総合優勝を果たしたマツダ787B もご覧頂きます。技術展示エリアでは、SKYACTIV TECHNOLOGY搭載のCX-5 を例に車の企画・開発から生産までをモデルやパネル等でご紹介。また、車両組立工場ではマツダを代表するスポーツカー:ロードスターなどの複数の車種を1 本のラインで混流生産する様子をご覧頂きます。 |
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10/8/24 13:00 |
開会にあたって |
10/8/24 13:10 |
基調講演 プロフィタブル・デザイン(利益獲得設計) ~技術力を利益に結びつける設計手法~「技術力があるのに、なぜもうからないのか?」「なぜ、設計改革はいつも上手くいかないのか?」設計段階でコストの約80%が決まってしまうと言われている。だからこそ、「競争力ある製品」「儲かる製品」を実現するための設計と原価の融合が急務である。本講演では、もうかる製品を実現させるための固定費マネジメントのポイントを解説し、競争力ある製品を実現させるための設計高度化への改革のポイントを解説する。 株式会社プリベクト 代表取締役 北山 一真氏 北山 一真氏IT系コンサルティング会社、製造業系コンサルティング会社ディレクターを経て、2010年にプリベクトを設立。競争力ある製品/もうかる製品の実現のため、設計と原価の融合をコンセプトにした企業変革に取り組む。 業務改革の企画/実行、IT導入まで一気通貫で企業変革の実現を支援。 プロフィタブルデザイン、設計高度化、設計ナレッジマネジメント、製品開発マネジメント、原価企画、原価見積、開発購買、ライフサイクルコスティング、意思決定管理会計、BOM、3D-CAD、PLMなどのコンサルティングを手がける。東京大学ものづくり経営研究センター管理会計研究会員、日本管理会計学会員、日本原価計算研究学会員。著書に『赤字製品をやめたら、もっと赤字が増えた!-儲かる製品を実現するコストマネジメント-』 (日刊工業新聞社)、『プロフィタブル・デザイン iPhoneがもうかる本当の理由』(日経BP社)他多数執筆。 |
10/8/24 14:10 |
休憩 |
10/8/24 14:20 |
事例紹介① 府中商工会議所の主導による「WAVE法を活用した小集団活動」の事例府中商工会議所の会員企業である㈱内海機械は、当会議所が企画した「生産性の向上」への取り組みとして「WAVE法を活用した小集団活動」を実践した。毎週1回、4ヶ月間の改善活動を実践し、当会議所議員総会でその成果を発表。絶賛を浴びた改善活動の内容を発表する。 株式会社内海機械 技術部 次長 VEL横島 昌夫氏 |
10/8/24 14:45 |
事例紹介② GUSSET-COWLSIDEの歩留率向上自動車の衝突安全性能向上用ブラケットのプレス金型製造工程にVE手法を適用。金型レイアウトに必要な機能を見直し歩留率向上を追求した。 住野工業株式会社 生産技術グループ 小林 寛史氏 |
10/8/24 15:10 |
事例紹介③ 電子回路VEの効率化~1図面VE®の進化~適用が難しいとされていた電子回路のVEは、視点を変えてアイデア出しやレビュー技法の一つとして取り組めば、開発スタイルに沿い成果を導けることが判ってきた。当社では、ある程度定着した電子回路の1図面VE®にて、活動メンバーのモチベーションを維持するために、より効率的な実践方法の運用を進めている。 三菱電機株式会社 設計システム技術センターVES島嵜 睦氏 |
10/8/24 15:35 |
休憩 |
10/8/24 15:45 |
特別講演 楽しい会社仕事を楽しむ雰囲気づくりが大切であるという考えのもと、ユニークな改善活動として工場の品質保証などを担う専門集団「ハチマキ隊」等を紹介。また、レコード盤になぞらえた「B面活動」(本来の業務以外に自薦他薦で行う活動)についても具体的にお話する。 三島食品株式会社 代表取締役会長 三島 豊氏 三島 豊氏1954年、広島県生まれ。 1976年、東京大学工学部 金属学科卒業後、東京大学 大学院金属材料専門課程 を卒業。 1978年に京都セラミック 株式会社へ入社。 1981年に同社を退社後、 三島食品へ入社 。その後、取締役部長、取締役関東工場長、取締役副社長などを歴任し、1992年に代表取締役社長、2017年より代表取締役会長に就任。 |
10/8/24 16:45 |
バリュー・コンテスト当選発表 |
10/8/24 16:55 |
閉会にあたって |
10/8/24 17:15 |
懇親会 大会とは別に参加費3,000円が必要となります。 (~18:45終了) |