『VEの基本と実践セミナー』(広島地区VE塾成果発表会)開催しました

開催日

2015年2月17日(火)

会費

資料

開催レポート

去る2月17日、西日本支部(中四国・九州地区)ではマツダ株式会社殿協力会センターにおいて『VEの基本と実践セミナー』を開催しました。 本セミナーは、2014年7月に開講した広島地区VE塾の成果発表などを通し、広島地区におけるVEの普及及び活用促進を目的に毎年開催しているもので、当日は約100名の方々が参加され、多いに盛り上がりました。
会場風景 吉原氏
午前の第一部では、マツダのものづくりや歴史がわかるマツダミュージアムを見学させていただきました。 午後の第二部では、広島地区VE塾若林真一副塾長のVE塾概要紹介に始まり、その後吉原技術士事務所の吉原晴男氏から、VEの価値向上の考え方と活用のポイントについて、わかりやすく解説いただきました。 休憩後は、約半年にわたって取り組んだ2014年度広島地区VE塾の成果発表。マツダ株式会社野見山龍介氏より、フロントガラスにセンサーを固定するSCBSブラケットにVE手法を適用し、車種ごとに異なる製品の共通化を図りながら、原価低減を実現した事例をご紹介いただきました。問題点を克服しながらVE活動を進めた熱意が伝わるすばらしい内容でした。続いては、西日本旅客鉄道株式会社田原潤一氏より、駅ホーム上の安全性向上にVEを活用した事例を紹介いただきました。
野見山氏 田原氏 北谷氏
最後は、デンソー北谷佳彦氏の技術講演。原価企画活動の中で、VE活動をいかに有効的に実施しているか、活動強化のために、実践者及び推進者の両方へのVE教育を工夫を凝らし行っているお話は、参考になった参加者が多かったようです。また、VE活動で成果を出すためには教育が必要不可欠であることをあらためて認識させられる講演でした。 西日本支部では2015年度もVEを普及促進すべく様々なイベントを開催する予定です。さらにパワーアップし、よりよい情報を提供して参りますので、皆様も西日本支部の活動にぜひともご参加ください。