【バリュー・エンジニアリング】2015年10月号(No.290)

表紙のことば

表紙上段の写真は、中小企業基盤整備機構(中小機構)中国本部が入居する建物と打合せの風景です。表紙下段の写真は、中小機構中国本部が支援した中小企業各社のプロジェクト活動風景です。
中小機構のハンズオン支援は、これまでの経験則から支援の成否について確信していることがあります。それは、支援のプレーヤーは大きく三者いて、その役割により決まるというもの。
一人目のプレーヤーは、経営者です。経営者の課題解決に向けたリーダーシップとコミットメントと関心がなければ、支援プロジェクトは動きません。二人目は、現場のプロジェクトメンバーです。現場の熱心なプロジェクト活動なしには課題の解決は図れません。課題解決は中小機構が行うアドバイザーでなく、現場の社員の方が自ら導き出さなければ成果として組織に定着しません。三人目は、中小機構のアドバイザー、プロジェクトマネージャーらの専門家です。専門的な知見、課題を見出す力、支援先企業でのプロジェクト活動を促すコミュニケーション力が求められます。
下段の写真の左から㈱木原製作所、㈱英田エンジニアリング、気高電機㈱の各社様のプロジェクト活動には、三つのプレーヤーと役割が揃っており、写真からも窺えるように、自主的かつ継続的な活動に繋がっています。そして何よりもプロジェクトメンバーが活動を通じて気づきを得て、一皮むけて成長しているとの実感を得ていることが我々の望外の喜びであります。

(独立行政法人中小企業基盤整備機構中国本部経営支援部経営支援課)
(同機構の訪問記事は、本号P.19 から掲載されています)

資料

関連するページ