静岡で公共機関によるVE発表会が開催されました(2015.11.26)

去る11月26日、全国の公共発注機関によるVE発表会が静岡市役所清水庁舎で開催されました。

本会合は、国の省庁や地方自治体、独立行政法人などの公共機関で構成される「全国設計VE推進研究会」がVEの効果や必要性を知ってもらうために毎年開催しているもので、10回目となる今回も全国から100名を超える行政関係者や民間業者が一堂に会し、熱心な研究討議が行われました。

冒頭、永年にわたって建設業界のVE普及支援に携わっている松田節夫氏(フジタVE推進部エグゼクティブコンサルタント・CVS)が「公共工事に必要なVEの本質」について講演。アメリカで進んでいるVEの規格化をはじめ、VEとコストダウンの違い、VEに求められる3つの要素などをわかりやすく紹介し、より一層の広がりと浸透を訴えかけました。

講演する松田節夫氏

続いて行われた事例発表では、青森県、福山市、静岡県がそれぞれの取り組みを紹介。効果的な管理システムや実績評価手法について活発な質疑応答が行われるなど、公共領域にもVEが着実に根付きつつあることを感じさせました。