ユネスコ主催“SDGs Youth Forum”においてVE手法を活用

2018年度
「学校教育へのVE導入を促進するプロジェクト活動」
寄附者ご芳名( 2019年3月27日現在 五十音順 )

 

 次の団体、個人の方々からご寄附を賜りました。厚くお礼申し上げます。

【団体】 上海VE協会 様

【個人】 小林弘昌 様、 田島 洋 様、 田中雅康 様

 


公益社団法人日本ユネスコ協会連盟(以下、日ユ)は、SDGs(持続可能な開発目標)の『誰も置き去りにしない平和な社会の実現』に向けた取り組みを行っています。その取り組みの一環として、2019年3月26日~29日、「SDGs Youth Forum」(以下、フォーラム)」が東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で開催されました。

日頃からSDGsに向けて活動している高校生が、日本・中国・韓国7つの高校から一堂に会し、学校別にお互いの取り組みを紹介し合い、講演やフィールドワーク等の様々なインプットやネットワーキングを経て、自分たちの達成すべき目標とその目標達成に向けた実効性のある行動計画を策定する4日間のイベントです。

当会はこのフォーラムの趣旨に賛同し、高校での取り組みへの本質的な理解を深め、その上でより良い活動へ展開するための各校の目標設定のプロセスにおいて、VE的思考である機能分析が有効であることを提案しました。そこで、フォーラムでファシリテーター役を務めるボランティアの大学生にVE的思考をベースとしたファシリテーションのワークショップを実施し、各学校のSDGs行動計画の企画立案の過程でVE思考を活用しながら進めていただきました。

関連URL:https://www.sjve.org/15994

 

フォーラム プログラム

1日目:開会式、SDGs見識者による基調講演、鼎談、ワークショップ、各校SDGs活動紹介、取り組みの整理

2日目:フィールドワーク(視察)、ワークショップ、SDGs行動計画立案

3日目:SDGs行動計画立案まとめ、行動計画策定、発表、共同宣言採択

4日目:振り返り、閉会式

 

VE手法を活用したファシリテーションは、株式会社IHI技術開発本部 松澤郁夫氏CVSにご指導いただきました。フォーラムでは、各校のSDGs活動紹介と現状の取り組みの整理をするのに先立ち、松澤氏から進め方について概要説明をしました。行動計画策定作業中は参加者からの質問への対応とアドバイス、さらに行動計画発表後の講評をしていただきました。

行動計画策定の作業は2日間にわたり行われ、各学校に1名ずつボランティアの大学生がファシリテーターとして就き、VEの核となる「機能の定義」「機能の整理」「機能系統図作成」といった手法を通じて、現状の取り組みを俯瞰的に捉え、目的と手段の関係を軸に検討を進めていきました。高校生はVE的思考と意識せずに企画立案に取り組み、それをサポートしたファシリテーターは1月に受けたVE研修会の内容を実践で生かすことができたと喜びの声があがっていました。

VE手法は工学的な価値改善のアプローチとして産業界に広まりましたが、SDGsのような社会問題に学生が取り組む際にも有効であることが立証できました。

今回の経験を踏まえ、VEの新しい領域への拡大と社会的課題解決の手法として普及展開を進めていきたいと願っています。

(本件担当:事務局 上杉)

資料

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