ESDにおけるVE教育~Youtubeに動画をアップしました

中国のユネスコ国内委員会では、産業界で活用されているVE(Value Engineering)の考え方をESD(Education for Sustainable Development = 持続可能な発展のための教育)に導入する試みを小中学校で行い、その結果を10月28日に東京で開催された「第48回VE全国大会」で発表しました。

このプロジェクトは、上海VE普及推進委員会、早稲田大学の澤口教授、Vanatura㈱の中村社長などの協力のもとに上海市光新学校で実施され、日本での発表には、中国ユネスコ国内委員会ESD連絡部の戴剣副部長、同校の虞松儿先生、雅佳先生の3名が来日されました。

中国ユネスコ国内委員会 戴剣副部長(左)
上海VE普及推進委員会 何ショウ磊氏(右)
VE全国大会での発表

VEは、米国で生まれた価値創造手法で、これまで製造業や建設業などの産業界で活用されてきましたが、今回の発表は、教育分野で適用された貴重な事例として内外から注目されています。公益社団法人日本VE協会では、上海VE普及推進委員会との協働でこのような活動を広げていくことを計画しております。

実際のプロジェクトでは、現在中国国内でも深刻な社会問題である水資源をテーマに取り上げ、研究しました。

まず、ユネスコ委員会の青年部科学部門担当部長から、水に関する科学創造実験講座を受け、生徒達の連携によるマネジメント能力の発揮、水の重要性への認識、実験活動の中での思考方法、問題抽出方法等を学びました。その上で、「学校用水量の削減」という課題についてVE思考で検討しました。上海VE普及推進委員会の関係者が、VEの特徴である機能、目的・手段の関係をわかりやすく解説し、実際の解決策の提案までを行いました。

今回の活動を通じて、子供たちはテーマ展開とそのアプローチ方法を考える時の思考方法が大きく変化しました。さらに、物事に対する積極的な探求心も芽生え始めました。また、指導者の立場として先生方も、生徒たちと同様、斬新な教育方法を得る機会を得て大変勉強になったとの感想を述べられました。

今回の発表は、教育分野で適用された貴重な事例として内外から注目されています。

日本VE協会からの働きかけにより、日本ユネスコ協会連盟もVEの導入紹介を検討しています。全国の日本ユネスコ協会連盟に所属する青年会員(年齢:15歳~35歳未満)の方々を対象に、自分たちの活動上の課題を持ち寄り、VEで解決することを目的としたワークショップを企画しています。ユネスコ青年会員たちのボランティア活動への展開、それに続いて学校教育の現場でも、VEが広がっていくことを今後の目標のひとつとして掲げています。

ESDとVEのイメージキャラクターも登場する予定です。今後の活動にもぜひご注目いただきたいと思います。

当会では、日本ユネスコ協会連盟と協力し、学校教育にVE導入を促進する活動を行っていきます。この活動資金を確保するための「特定寄付金」を募集しております。主旨をご理解いただき、ご支援をいただければ幸いです。

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