2018年度協会顕彰

本会では顕彰規程を制定し、本会事業やVEの発展、またVEに関する研究開発や普及活動において顕著な功績のあった方々をVE全国大会において表彰しています。2018年度の顕彰者は次の方々です。おめでとうございます。

 

VE功労賞

嘉納 成男 氏 〔早稲田大学 名誉教授〕

2002年から2018年までの16年にわたって理事に就任され、本会の発展に大きく貢献された。また、1995年から2017年までマイルズ賞審査委員、2002年から2006年までは論文審査委員長としてVEの普及・発展にご尽力いただいた。大学における研究、教育を通じてもVEの発展や人材育成に努めるなど、その功績はきわめて大きい。

 

普及功労賞

岡本 健 氏 〔株式会社安川電機 生産・業務本部 生産業務推進担当課長 VEL〕

2012年3月から6年間にわたり、西日本支部(中四国・九州地区)の運営委員として西日本VE大会の企画立案をはじめ、九州地区VE塾の運営において中心的な役割を担い、支部活動の活性化と事業拡大に多大な貢献があった。社内では、VE推進事務局として原価低減・VE活動の計画・統制・支援等の業務を担当。並行して関係部門や関係会社へのVE講習講師を務め、VEリーダー資格の取得支援を進めるなど、VEの普及定着に力を尽くした。

菊池 好洋 氏 〔積水化学工業株式会社 生産力革新センター/モノづくり革新センター 部長 VEL〕

2003年4月から西日本支部(関西地区)の運営委員を務め、VE関西大会やVE京滋セミナーなどの企画立案と運営に協力。支部活動の活性化と事業拡大に多大な貢献があった。社内では、モノづくり人材育成のキーパーソンとしてVEをはじめとする管理技術および階層別マネジメントスキル教育の体系化と研修の企画・運営を推進。IE手法に目的志向、 機能本位のVE思考を融合させた「積水流IE手法」を確立し、デザインアプローチによる工程改善手法として、全社を対象とした教育、実践活動に尽力している。

沼澤 朋子 氏 〔横河電機株式会社 グローバル・ビジネス・サービス本部 SCM部企画推進課 CVS〕

2011年4月から現在までの7年以上にわたり、マーケティング部会の主査・副主査として部会運営の円滑化と支部活動の活性化に貢献。また、2012年の第45回VE全国大会では実行委員長を務め、企画立案やプロモーション活動にリーダーシップを発揮した。 2010年にはアジア初の女性CVSとなり、同社をマイルズ賞へと導いたほか、コストダウンプロジェクトにおけるVE推進リーダー、コスト競争力および設計開発力の技術伝承に関する研修プログラムの作成・運営などの実績が認められ、2度の全社表彰を受けている。

三好 達夫 氏〔三菱電機株式会社 生産技術部 嘱託 CVS〕

東日本支部の副支部長(2016年4月~現在)ならびにR&D部会の主査・副主査(2012年4月~現在)として、支部活動の活性化と部会運営の円滑化に大きく貢献した。また、2014年の第47回VE全国大会の実行委員長として企画立案やプロモーション活動にリーダーシップを発揮したほか、CVSフォーラム委員や協会主催セミナーの講師としても活躍中。社内では全社のVE推進業務を担当するほか、VE関連講座の講師も務めるなど、VEの普及定着とVE人口の拡大に尽力している。

 

VE活動優秀賞

「VE活動優秀賞」は継続的にVE活動を実施し、その成果を経営業績に反映させている企業や事業部門に授与されます。本年度は次の企業と事業部門が受賞しています。

   三菱電機株式会社 稲沢製作所

  • 所在地:愛知県稲沢市
  • 事業内容:昇降機およびビルシステム機器の製造

全社共通活動指標と製作所経営方針を達成するため、年度ごとに製作所としての原価企画・VE活動方針と重点取り組み事項を定めて活動。開発企画段階から目標原価達成を目指す原価企画活動、そのツールとして1図面VE®実践活動、取引先との共同VE活動、それらを強化するVE教育・資格取得等の推進により、戦略的原価企画対象機種(重点開発機種)の目標原価達成率は 100%を達成、利益確保に大きく貢献している。中国、台湾、韓国、タイ、インド、インドネシア、メキシコ、コロンビアの各工場でVE教育と1図面VE®実践活動を実施するなど、VE活動のグローバル化にも取り組んでいる。

   株式会社日立建機ティエラ

  • 所在地:滋賀県甲賀市
  • 事業内容:建設機械の製造

VE活動の推進は、「開発・調達本部」に置かれる「VEC推進部」がその機能を果たしており、中期経営計画で示された全体方針に基づいて各部署がVE活動施策を盛り込み、予算達成を目的とした全社的活動を展開している。毎月開催される「原低状況検討会」で既存製品の原価管理および原価改善管理・進捗を行い、開発製品の原価企画は「PDI(Products Development Innovation)組織」がその役割を担っている。「設計変更依頼書兼アイデア提案書」を社内外より受け付け、進捗管理および実施適用を進めており、ここから得られたVEC提案は2005年からの総数で447件に上っている。