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先進企業の「原価力」

先進企業の「原価力」

若松義人/PHP研究所

2008年3月発行

原価高騰時代はこう勝ち残れ!

“トヨタ式”で知られる著者が、コスト改善と価値向上を両立できるVEに注目!
VEを導入している先進企業5社(いすゞ自動車、シャープ、日立建機、フジタ、大分県庁)を直接取材、その事例を通して企業勝ち残りのための方策を伝授する。

第1章◆原価はさらに下げられる
第2章◆変化をためらう理由はない
第3章◆VEは身近にある
第4章◆VEを着実に進めるために
第5章◆コストダウンのヒントは現場にある
第6章◆モノづくり、人づくりに終わりはない
(目次より抜粋)

■■ 発刊にあたって(まえがきより)■■
筆者は長年、トヨタ生産方式の普及と定着に努めてきた人間であり、必ずしもVEの専門家ではない。そんな筆者が今回あえてVEの本を書かせていただいたの は、原油をはじめとする原材料費が高騰する一方で、激しい価格競争を強いられる時代において、「良いものをより早くより安く」つくることの大切さを再認識していただければと考えたからである。
「既にコスト削減はやりつくした」とお考えの方もいると思うが、トヨタ式に『改善したところをまた改善してさらに改善する』という言葉があるように、「改善した、うまくいった」と考えている下には必ず次の改善の芽が出ているものである。それほどにムダは限りなくあるし、改善の芽も次々と出てくるものである。
今日、原材料費などが上がる一方で、思うように価格転嫁できず苦境に立たされている企業もたくさんあることと思われる。私は、むしろそうした企業の方にこそ本書を読んでいただきたいと願っている。
【カルマン株式会社 若松義人】