2025年度バリューデザインスクール 開催

大学生向けにVE講義を行いました【2】

2025年10月9日、青山学院大学理工学部経営システム工学科の松本教授の担当する「IE」講義のゲスト講演としてVEを紹介する機会をいただき、当会事務局の松澤郁夫CVSが講師を務めました。

本年6月に実施した同大学経営学部でのVE講義に引き続き、担当教授の紹介リレーにより理工学部で開催することになりました。経営システム工学科の2年生約80名が受講しました。

IEに関する授業を履修する学生が対象でしたが、IEとVE・QCの関係性や違いを分かりやすく解説し、また身近な例としてクリアファイルやホッチキスリムーバーの機能、ディズニーランドの客単価と改善活動に関する考察などを取り入れました。製造業・産業界だけでなく、日常生活や今後のキャリアに活かせる多くの学びを得た様子でした。

講義する立場でも、学生の新鮮な意見・疑問はとても参考になり、次の講義への学びになります。受講後アンケートから抜粋してご紹介します。

  • 物の形には意味があるという話が印象的でした。例に出ていたクリアファイル一つでも、あれだけの工夫が施されていることに驚きました。
  • 社会にある全ての物の形には何かしら意味があって、なんでこれはこの形をしているのかと疑問を持つことの大切さを学ぶことが出来ました。
  • 本日の講義内で説明された思考法を実践し、機能レベルでモノコトを考え、新たな意見を見出していきたい。
  • ニーズを本質的に考えることで、選択肢が増え新しい発想を生み出すことができるのだと思った。
  • 単なる効率化ではなく、人にとっての本当の価値を見つめ直す姿勢だと感じました。
  • 今後、AIが発展していく中でVEはどのように変化していくのか?
  • 考える角度を変えることで新しい発見があると改めて思ったし、思考の転換は様々な物事の改善に必要だなと思いました。
  • アンチテーゼの考え方を使って自分が本当にやるべきことはそのことなのか考えるってことはとても大事なことだと感じた。
  • これからの大学の勉強、仕事だけでなく、自分の人生を豊かにするツールとしてとても役立つものだと思うので生かしていきたい。

このような機会をいただいた青山学院大学の関係者の皆様に感謝いたします。これからの社会を担う若い世代がより活躍できるひとつのきっかけとしてVEが役立つことを期待し、今後も協力、支援を続けていきたいと考えています。

講義風景①

講義風景②

(本件担当:事務局 松澤)

当会では、青山学院大学 SDGs/CEパートナーシップ研究所、青山Hicon株式会社との連携により、今年度は以下の講座・ワークショップを開催いたします。

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