2014年2月 CVS合格体験記

会社名・資格名

株式会社デンソー CVSに合格

氏名

萩尾禎正

私とVEの出会いは、弊社に入社した30数年前に遡ります。工場実習を終えて正式配属されたのが生産管理部VE課でした。当時、VE課は主にコストテーブルによる部品の原価見積や改善、セミナー等によるVEの普及活動を行っておりました。私はVEを知るにつれ、その魅力に引き込まれていきました。

そして数年後、VEの発祥の地であるアメリカへ出向。部品の現調化を推進しました。日本とは生産面での考え方や造り方も違う中、VEの機能的アプローチが本当に役立ったと思います。帰任後は、原価企画・VEの主管部署の長として、VEの教育体系の見直しや実践活動に注力してまいりました。特に、海外展開が盛んな時期で、その原価企画活動で大いにVEを活用した次第です。その間、中部支部で副支部長を8年間務めさせていただき、いろいろな方面の専門家との交流を通じて、VEの実践活動や研究に触れ、その奥深さを知ることとなりました。

このように長年VEに携わってきた経験を基に、3年前に一念発起で、CVSに挑戦することを決めました。CVSは、VEの高度な知識やスキルが要求され、原価計算やコンサルティング力を試される国際資格です。取得に当っては、まず、「新・VEの基本」「VEハンドブック」などで知識をしっかり確認・充填しました。丸暗記するのではなく、VEの本質やステップを十分に理解した上で、今までの自分の仕事を振り返り、自分に何ができるかを考えつつ、論文執筆、筆記試験に臨みました。

CVSを取得した今、更にレベルアップを図るとともに、弊社や社会に貢献できればと考えております。

この場をお借りして、長年VEでご指導いただき、また、お世話になった皆様に心より感謝を申しあげます。そして、今後もVEが好きな多くの方々の積極的なチャレンジを期待しております。

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