2025年度バリューデザインスクール 開催

《新規講座》バリュー・デザイナー育成講座

SDGsの一環として循環経済(CE: Circular Economy)志向のビジネスモデルによる
価値創造に向けて自社の事業構想をプロデュースできる人材を育成する
バリュー・デザイナー育成講座 ~バリュー・デザイナー2級コース~

人口減少の進展による国内市場と経済の衰退、希少資源の枯渇と高騰という【将来のビジネスリスク(下図参照)】が迫っている状況の中で、「製品設計の機能向上のみ」を追求した「モノ売り切り型のビジネスモデル+製品廃棄後に取り組む3R(リデュース、リユース、リサイク)」を見直すべき時代が迫っています。今まで「VE (Value Engineering)」を探求して成果を着実に達成してきました。しかし、前述した外部経営環境が激変する中でそれらの危機をビジネスチャンスに変えるためには、循環経済 (CE: Circular Economy)志向の「VD (Value Design)」への革新が求められています。

循環経済の基本理念は、事業企画、製品・サービスのデザインの企画・段階から、貴重な資源が廃棄される可能性をできるだけ少なくして、自社グループおよび社会参加の中で、資源が循環し続ける仕組みを構築することです。EU委員会ではCEエコデザイン規則に基づく製品・サービス準拠の義務化や、ISOではCE標準規則集の編纂が進み、2024年度に日本政府もCE政策を国家戦略課題の一つとして位置づけました。

そこでCE志向のビジネスモデルによる価値創造を目指した自社の事業構想づくりに向けて「バリュー・デザイナー育成コース」を企画しました。バリュー・デザイナーとは、図の中で「矢印」に示したことを実践できる人材です。なお、文系学生にも教育実践を重ねてきましたので、業種や職種に関わらずどなたでも受講いただけます。

主催:公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会
指導:青山学院大学 SDGs/CEパートナーシップ研究所、青山Hicon株式会社

バリュー・デザイナー育成講座 プログラム
【 第Ⅰ部 】事前学習〔6.5時間〕「バックキャスティング技法体験ワークショップ」
7/11(金)10:30~17:00 会場:日本VE協会(世田谷区駒沢)
(予備学習1時間 + 対面演習5.5時間 = 6.5時間)
【 第Ⅱ部 】自己学習
〔30時間〕
サブテーマごとの自己学習(Digital Book + 理解度確認小テスト + アンケート)
(学習時間70分+小テスト20分)×6トピックス×3サブテーマ = 27時間
サブテーマ開始前の講座の進め方の解説動画 1時間×3サブテーマ = 3時間
学習管理システム「質問機能」を活用した非同期質疑応答可
1. 循環型経済(CE:サーキュラー・エコノミー)
国際市場で通用する循環型経済(CE)に基づく資源循環型エコデザイン製品・サービス
1-1循環型経済(CE)の概念と社会課題解決事業への変革
1-2EU委員会が推進するCE政策の最新動向
1-3ISO CE 国際標準化規則
1-4日本のCE政策と関連法令
1-5CEのビジネスモデルの特色
1-6CE製品・サービスのライフサイクル設計
2.スマート製品・サービスの「製品アーキテクチャ設計」と「製品戦略」
製品アーキテクチャのシステム・エンジニアリング技法と新規市場を牽引する製品戦略
2-1スマート製品・サービスの製品アーキテクチャの構成:メカ+制御+ソフトウェア
2-2スマート製品・サービスの製品アーキテクチャの組織的な製品開発管理(1)
システム・エンジニアリング技法
2-3スマート製品アーキテクチャの組織的な製品開発管理(2)
システム・エンジ ニアリング技法
2-4スマート製品アーキテクチャの組織的な製品開発管理(3)事例研究
2-5製品戦略(1)
2-6製品戦略(2)製品開発計画とP2Mマネジメント
3プラットフォームとアプリケーションソフト
複数のステークホルダー間を結ぶマルチサイド・プラットフォーム(MSP)とアプリケーションソフト(APS)を介したサービス提供
3-1マルチサイド・プラットフォーム(MSP)の全体概念設計
3-2上記MSPがカバーするCEバリューチェーン・マネジメント
3-3MSP/APS及びスマート製品・サービスの全体システム階層の設計
3-4MSPとステークホルダー間での取引情報の交信と情報処理
3-5上記取引情報の処理に必要なMSP側に備えるべきデータベース
3-6複数のステークホルダー間で活用するアプリケーションソフトを介したサービス
【 第Ⅲ部 】実践演習
〔32時間〕 
会場:日本VE協会(世田谷区駒沢)
CEスマート製品・サービスのライフサイクル設計「バリュー・デザイン」演習
グループワーク演習:(5.5時間/1日×5日)+(4.5時間/1日×1日)= 32時間 原則対面
演習の特色① CE志向で社会課題を解決する仮想プロジェクトを事例研究で学べる。
グループによる課題解決学習:PBL(Project Based Learning)
② 演習プロセスが具体的に手順化されており。ワークシートに従って記述していくことで、主要な技法や手法を修得できる。
③ それぞれの【Project】のビジネスシーンに応じて、生成系AIを有効利用できるスキルを養成(要求仕様・設計仕様、画像制作、プログラミング、マーケティング:ペルソナ設計/商品企画/販売促進、etc.)
④ それぞれの【Project】の成果としてのワークシートをグループ毎に編集した「CEスマート製品・サービスのバリュー・デザイン事業構想書」を持ち帰ることができる。
【1】10/28(火)グループ毎に循環経済(CE)志向のバリュー・デザイン企画テーマの設定
【2】10/31(金)Project1 CE/VDビジネスモデルとバリューチェーン設計
【3】11/21(金)Project2 循環型資材を活用したVD商品サービス企画
【4】11/28(金)Project3 CE/VDデジタル製品サービスのライフサイクル設計
【5】12/ 2(火)Project4 CE/VDプラットフォームとアプリケーションソフト設計
【6】12/12(金)グループ毎にCE/VD事業構想書のまとめ+発表会+意見交換(任意)
【1】~【5】は10:30~17:00、【6】は10:30~16:00  会場:日本VE協会    
当日ご出席いただけない場合は、オンライン参加または講義動画配信等の対応を検討させていただきます。
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