今年度初の 「経営者フォーラム」 を開催!

5月18日(木)東京都渋谷区のアイビーホール(青学会館)で「経営者フォーラム」を開催しました。

「経営者フォーラム」は、企業経営者層の方々にVEを理解していただくことを目的に開催しておりますが、2017年度初となる今回は、早稲田大学招聘研究員・兼担講師の澤口 学先生をお招きし、突然の激しい雷雨のなか東京近郊や関西等から20名近くの企業経営者や経営幹部の方々が参加をされました。

澤口先生は大学を卒業して鉄鋼系の商社に勤務後、1985年に産業能率大学へ入職。バリューマネジメントセンターに配属されました。その後、同学経営学部教授や早稲田大学大学院創造理工学研究科経営デザイン専攻教授・客員教授等を経て、現職。また、バリュー・イノベーション研究所代表のほか、本会において参与及び『バリューデザイン・ラボ』所長、NPO法人日本TRIZ協会において副理事長もされております。

 今回のテーマは、「使用機能、魅力機能、そして第三の機能“不便益機能”とは!?」。「VEにおける機能とは何か」や「使用機能・魅力機能に次ぐ第三の機能“不便益機能”とは何か」についてご説明いただき、その“不便益機能”の実現を目指した事例と新商品(プロトタイプ)として、京都大学が開発した“素数ものさし”や“はんこ”をそれぞれ機能系統図と不便益機能系統図の対比でご紹介いただきました。

“VEにおける機能”とは設計上意図された働きのことであり、実用的な“使用機能”と感性的な“魅力機能”に分けられるとのことです。また不便益機能とは、まだ仮説段階のものであるものの、便利害を解消するために設計上意図された不便な状態に潜む効用(益)を生み出す働きであるとのことです。

学識経験者として国内及び国外という幅広いフィールドで先端的な研究に取り組まれる一方、コンサルタントとして長年、製造企業のR&D・設計部門を対象とした実践的な次世代事業戦略、価値創造設計の方法論を開発されてきた澤口先生のお話は論理的で、例も豊富であり、説得力十分でした。

最後は質疑応答。今回も講師と参加者の間で活発に行われた後に、「経営者フォーラム」は終了となりました。

ご講演中の澤口先生

 

2017年度2回目の次回は、8月31日㈭の午後に今回と同じアイビーホールで開催する予定でおります。7月上旬~中旬にはその詳細をご案内できるかと思いますので、このホームページをまたご覧いただけますと幸いです。

 

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