特性列挙法による機能分析

論文

当社では,VE普及の一環として,主に中堅社員を対象に入門議座を開いている。過去数回の開催で百数十名の終了者を出している。この講座の指導を通して「機能分析」について苦労した。

そこで,われわれは,過去何回かの経験を標準化して,機能分析の一手法として確立しようと努力して来た。

例えば,根本氏の講演中ふれておられた「透明軸ボールペン」について,3~4時間としておられたのが,本手法を一通りマスターすれば,1~2時間で出来る。

因みに,当社の経験によれば,1~3工程分の作業改善,または一部品当りの設計改善程度の機能分析であれば,従来法では,平均15~18時間に対し,本法によれば平均7~8時間程度で出来る。

目次

  • 第1章 概要
  • 第2章 特性列挙法
  • 第3章 特性より機能へ
  • 第4章 機能系統図作成のための基本的手法
  • 第5章 機能系統図の作成
  • 第6章 まとめ

発行年

1977年 VE研究論文集 Vol.8

著者

ダイキン工業株式会社
住宅空調事業部技術部
造田弘司

カテゴリー

  • VEテクニック

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