コンパクトカメラにおける価値評価手法の確立と事業活動への応用

論文

物が溢れる今日、消費者から見れば同じような商品が数多くのメーカーから世の中に送り出されている。これらはメーカ一間の技術力が均衡し、商品そのものの基本機能にも大差がないために、消費者から見るとどれも特徴をつかめず、同じような商品にうつってしまう。このような状況下において、メーカーとしてはどこに顧客の満足度をみいだし、いかにしてヒット商品を作り出すかが、重要な課題となる。

本研究では、このテーマに対して、VEの基本的な考え方であるV=F/Cの公式をベースに、商品の基本機能と顧客の満足度を知る上で重要度の高い人の感性の組み合わせから、機能Fの定量的な評価式を、さらには、商品の販売台数の実績から価値Vの評価方法を導き出した。そして、事業活動の中でこの評価方法を活用したVEの管理システムを紹介し、VEを管理する部門において有効性のある価値Vを考慮した企画・開発段階におけるコスト割付けの手法を確立してきたので、新しいVEの管理手法として提案する。

目次

  • 1 はじめに
  • 2 本研究の概要
  • 3 機能Fの評価方法
  • 4 価値Vの評価方法
  • 5 機能Fと価値Vから想定する予想売価・販売台数の設定方法
  • 6 事業活動における本研究の活用方法
  • 7 今後の課題
  • 8 まとめ

発行年

1997年 VE研究論文集 Vol.28

著者

キヤノン株式会社
CE本部 第21CE室
上原一浩

カテゴリー

  • VEテクニック

キーワード

  • VE手法の体系化
  • 感性VE
  • 機能の価値評価
  • 需要と価格の関係

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