多店舗経営企業における 効果的な VEの 適用

論文

多店舗経営企業は、チェーンストア理論の良さである仕入れ低減や効率化を活かしながら、国民大衆の豊かな生活を支えることを目指し、全国各地へ出店を行ってきた。
しかしながら、21世紀に入り、時代の変化は更に激しさを増し、それらの企業は次第に顧客満足が得られなくなってきている。
本部が効率化を強く推し進めれば、店舗は指示命令を実行するだけの受け身の営業姿勢となり、たちまち手段が目的化する。そうなることで、顧客が本来求めている機能が満たされず、サービスの価値が下がり、顧客離れを引き起こす結果となる。
そのような問題を解決するため、多店舗経営 企業における効果的なVEの適用について、機能的分析から得られた 優れたVEの適用方法を提案する。そして、その実践事例を交え、本部による効率化やブランド一貫性を図りながらも、店舗の労働意欲を高め、主体的な営業活動に繋がる効果性を示す。

目次

    1. はじめに
    2. 研究の背景
    3. 多店舗経営企業の営業活動の機能的分析
    4. 多店舗経営企業における効果的な3つの適用型
    5. 留意点と有効性
    6. 店舗での実践
    7. 今後の取り組むべき課題
    8. おわりに

発行年

2020年 VE研究論文集 Vol.51

著者

株式会社 ひぐち
FA 開発部 主任
主任
深江 和博

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

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