VEを活用した工程設計手法の確立 ~機能工程設計~

論文

私達,企業を取巻く現在の経済環境は,数年前と大幅に異なり,製品の多様化が進み,かつ量の増大があまり期待できない低成長時代になってきている。このような状況は,図-1のようなディーゼルエシジシを生産する当小山工場においても同様で,従来通りの業務の進め方および手法では,思うようなコスト低減が困難になってきた。

そこで,今後は,このような状況の変化に対応した現状打破の手法が必要になった。

そして今回,発想を転換しVE手法を活用した工程設計および改善活動を,エンジンのメインパーツであるシリシダーブロックの加工ラインにおいて試行した。

また,このステップの標準化も検討したので,その内容について以下で述べる。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 改善活動の内容
  • 2.1 活動の概要
  • 2.2 情報の収集
  • 2.3 機能分析
  • 2.4 改善案の作成
  • 3. 今後の進め方--改善ステップの標準化による手法の定着化
  • 4. まとめ

発行年

1980年 VE研究論文集 Vol.11

著者

株式会社小松製作所
小山工場 生産技術部
横山忠明
株式会社小松製作所
小山工場 生産技術部
岡崎昇
株式会社小松製作所
小山工場 生産技術部
山田隆

カテゴリー

  • VEテクニック

キーワード

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