MELCO-VA発想技法

論文

VAは資源有効活用の技法として,時代的要請を満たすものであり,各企業において積極的に取り組み,多くの成果をあげていることは事実である。

しかし,一方においては,手間暇のかかる技法であり,効率的な運用が求められている。また,VAは経験技法であり,何回もProjectを体験することによって,要領がマスターされる,いわばスポーツの技のようなものであるともいわれる。しかし,現在のVAジョブプランは,分析が主体であり,現状を機能的に理解することを強調しているが,その後の代替案作成のステップが抽象的であり,不親切であると思う。成果につながるのは,この代替案創造のステップであり,具体的指示を求めている。

私どもの企業においても

1) VA実施の効率化と

2) VA成果の質,量の拡大

を目標に"機能分析と創造性の有機的結合の研究"に取り組み,"MELCO-VA発想技法"をアウトプットしたので,その一部を紹介するので,諸兄のご批判をいただきたい。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 創造について
  • 3. VAジョブプランの問題点
  • 3-1 機能系統図と代替案創造のつながり
  • 3-2 機能評価と代替案創造のキイワード
  • 4. MELCO-VA発想技法
  • 4-1 技術分析のステップ
  • 4-2 MELCO-VA発想のステップ
  • 5. 発想ステップの持つ意味
  • 6. 効果的なチーム活動の進め方
  • 7. あとがき

発行年

1982年 VE研究論文集 Vol.13

著者

三菱電機株式会社
神戸製作所 資材部
佐久真熙

カテゴリー

  • VEテクニック

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