広告を研究する (2)   (ゆ)  No.87

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

先月は「お酒を嗜む」というテーマでブログを書きましたが、「お酒を断つ」事を目的とした「公益社団法人全日本断酒連盟」という団体が「もう(11月)飲ベンバー酒(10日)とまる」という事で、本日11月10日を「断酒宣言の日」として昭和38年に制定したそうです。健康を害してしまっては元も子もないですから依存しすぎは避けたいものですね。

さて、前回は、私が大学に進学して1年生の時に入った「広告研究会」のお話をしました。そこはいくつかのグループに分れて活動をしていましたが、さらに私の属していたグループの中の1年生の女子数人だけで、広告ポスターを制作する事になりました。

テーマの製品は実際にある「香水」にして、どういう広告にするかを皆で話し合い、モデルやコピーをまず決めました。モデルの山口小夜子さん風の雰囲気のある、高等部時代からの友人がモデルとなり、コピーも彼女が考えた「心が素直な時、香りは優しい(by PON)」というものに全員一致で決まりました。心に残るようなこういうコピーって、簡単なようで難しいと思いますので、彼女には素晴らしい才能があったのだと思います。

撮影場所は大学近くの緑の多い公園を選び、スキニーなジーンズとブーツ姿の彼女が石段を赤い番傘を差して降りているという構図で写真を撮り、コピーを入れてパネルにしました。なかなか綺麗に仕上がったこのポスターは、先輩がいろいろな大学の広告研究会による広告展に応募してくれて、上位入賞まではいかなかったものの結構いい所までいったそうです。ただ、賞を獲る事より、VEの醍醐味でもある「皆のチームワークで一つのものを作り上げる楽しさ」というものを学生時代に経験できただけでも良かったと思います。

この広告制作や夏の海辺での「キャンプストア」などはそれなりに楽しかったですし、私の属していたグループはアットホームな雰囲気で居心地が良かったのですが、ある事件(私にとっては大事でした)が起きて、このサークルを1年で辞める事になりました。

この事件は、思い出すだけでも恥ずかしく、ブログ№82(お酒を嗜む(2)https://www.sjve.org/12696)で触れました泥酔放置事件(これはこの広告研究会を辞めた後に入った別のサークルでの事件です)以上に記憶から消し去りたい経験なので、自分から人に話した事はほとんどなかったと思います。ごく一部の友人を除いて、職場の人達も誰も知らない事です。このような公の場で書きたくない事でもあり、どうしようかと迷っているのですが、もう何十年も前の出来事なので、ある意味、笑い話になるかもしれませんし、(気が変らなければ)次回に書かせていただこうと思います。

その出来事があったのも秋でしたが、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…と、暑くもなく寒くもなく気持ちのいいこの時期は、勉強をするにもいい季節です。当会では、この度、「VES (VEスペシャリスト) 認定試験 受験のためのガイド」を発行する事になりました。(https://www.sjve.org/12871

本年12月2日に開催される「第20回VES認定試験」の申請期間は終了しておりますが、来年の受験を考えておられる方々や指導をされる方々にもお勧めいたします。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

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