幸せを感じる(4)  (ゆ)  No.340

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

先日、久しぶりに映画を観てきました。13年前に観た『アバター』の第2弾『アバター:ウェイ オブ ウォーター』でしたが、臨場感のあるIMAX版で観たので技術の進歩にも驚くと同時に、それこそ夢の世界の中にいるようで幸せを感じられましたので、お勧めです。

さて、前回、「一番、幸せなことってたくさんあるけれど、一番、不幸せなことって何だと思われますか?」と質問させていただきました。これは、先月、何気なく目にして購入した『究極の氣 レイキ』(望月俊孝著)という本に書かれていた質問です。なお、「レイキ」とは、ストレスの軽減とリラクゼーションの促進を目的にした一つの健康法で、私は気功の先生から教えていただきました。

「一番、不幸せなことは?」の答えは一つで、「幸せに気づかないこと」だそうです。そして、ありがたいこと、嬉しいこと、幸せなことに気づくアンテナの感度を高めることがとても大事だとありました。更に、先人の『幸せだから感謝するのではない。感謝しているから幸せなのだ』という言葉も紹介されていました。『今、取り組んでいることによって、どれだけ多くの人が助けられ、喜ぶのか、その価値を知り、想像し、その喜びと感謝の輪を広げていくことが大切』だそうですが、VEにも通じるものがあるように思いました。

私のこのブログも、日常生活の悲喜交々を皆様にシェアしながら、VEや当会の事業活動もPRしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?ちょうど7年前の2月におそるおそる書き始めたブログが、週に一度とはいえ340回まで続くとは自分でも思いませんでした。少しでも皆様のお役に立てていただいたり、気分転換の機能を果たしていたりすれば嬉しいですし、何より幸せなことを分かちあえる人がいてくださることに幸せを感じます。

そして、私の主な職務であるVE誌の編集では、渡辺印刷さんやPHPエディターズ・グループさんのご協力を頂きながら、初めて手にした第75号から第320号まで無事に発行できたことも、皆様のお陰と感謝しています。思えば、生家では大勢の家族、学校や職場では多くの友人・知人、趣味を通じても多くの仲間に恵まれた私は本当に幸せでした。

上述の望月氏の本を購入した理由はもう一つあって、そこに「無財の七施」のことも書かれていたからです。以前から知ってはいましたが、『また改めて心がけるように』というメッセージだと思いました。2600年前にインドで説かれた仏教の教えということで、ご存じの方も多いかと思いますが簡単にここでご紹介させていただきます。

無財の七施

1.慈眼施温かい眼差しで接する

2.和顔施:明るい笑顔、優しい微笑をたたえた笑顔で人に接する

3.愛語施:心からの優しい言葉で人に接する

4.身 施:肉体を使って人のため、社会のために働くこと

5.心 施:「ありがとう」「すみません」などの感謝の言葉を述べる

6.床座施:場所や席を譲り合う、謙虚な態度で接する

7.房舎施:訪ねてくる人があれば一宿一飯の施しを与え、労をねぎらう

実行は言葉ほど簡単ではないかもしれませんが、財産がなくても心がけ次第でできることだそうです。コストをかけなくても価値の大きな行いをして、その人自身の価値が上がれば、これも「人を(自分も)幸せにする」VEに通じることかもしれませんね。

1月は「幸せを感じる」というテーマで書いてきましたが、現実は幸せなことばかりではありませんね。10日ほど前に、元・会員でいらした加藤明様の訃報に接しました。加藤様は、㈱IHIに勤務されていらした1986年から、VE誌の「ことば珍商会」というコラム記事を31年間という長きにわたってご執筆いただいた方で、やはり100回を超えた際に、それらをまとめて自費出版されました。その時に、『平山さんには、とてもお世話になったので一言書いて』とお願いされて、「師と“ことば珍商会”」と題して駄文ながら書かせていただいたことがあります。

同様なお願いをされた元・㈱フジタの星野正明さんと一緒に、執筆のお礼ということで加藤様ご夫妻に食事会に招待されて以来、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいていました。加藤様の苗字は私の旧姓で、奥様のお名前が(読み方は違いますが)偶然にも私と同じ漢字で、ご縁もあったように思います。

加藤明様は、お名前どおりの明るい、上述の無財の七施を体現されていらしたような方でした。日頃の行いのお陰か、「ことば珍商会」の出版直後、その費用と同額が宝くじで当たったと喜んでおられました。88歳というご高齢でしたが、お電話ではいつも明るく元気なお声でいらしただけに残念でした。ブログ集の第1弾をお送りした時も、ご自分のことのように喜んでいただきましたが、『自分の出版の時は書いてもらったので、今度は自分が一言書きたかった』と少しだけ残念そうでした。こういう形で加藤様のことをご紹介することになるとは思ってもいませんでしたし、ブログ集の第2弾をお渡しできなかったことがとても残念です。この場をお借りしまして、ご冥福をお祈り申し上げます。

ただ、亡くなられた時に、すごく悲しいという方に出会えたということは見方を変えれば幸せなことかもしれません。更に、前回、自分の夢のことも書きましたが、加藤様も私も「本をつくる」という一つの夢を実現できたことは幸せなことだと思います。私の一番好きな漢字も「夢」なのですが、毎回のブログの原稿チェックをお願いしていた当会の事務局長から、『直木賞も夢じゃない!』と励まされてきたお陰でブログを書き続けてこられました。

下の写真は、以前、ある会員の方から頂いたお菓子の箱ですが、蓋に書かれていた「夢(「ありがとう」と書かれていて感謝を伝える機能も備えています)」の字と詩がとても素敵なので、そちらをここで皆様にシェアさせていただき、この7年間のブログの結びの言葉とさせていただきます。

あなたとの出会いに ありがとう。 あなたのおかげで 今がある。

あなたのおかげで はふくらみ 動きだす。 これからの人生 新しいの はじまり。

Dream Box 2023.1 photo by y★u

最終回なので、少し長くなってしまいましたが、長い間、このブログをご愛読いただきましてありがとうございました。皆様の増々のご活躍を祈念しております。平和で夢のある幸せな人生をお過ごしくださいませ。(ゆ)こと平山裕子

 

 

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