夢を抱く (5)   (ゆ)  No.98

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

ここ最近、各地で例年にない大雪が降り、事故が相次ぎましたが、皆様はお変りございませんでしょうか?雪の降った直後はすべてのものが純白のベールで覆い隠されて綺麗なものですし、何気ない木でも雪化粧を施すとアートみたいです。

Snow tree 2018.1 photo by y★u

ただ、降った後が大変ですよね。関東でも氷点下の気温の寒い日が続き、溶けずに凍った道がまるでアイススケートのリンクのようで、歩くのが怖かったですが、もうすぐ立春。雪解けも間近ですね。

さて、前回のブログで、豪華客船での世界一周という夢のお話をしましたが、実際に乗船された方で『もう二度と乗らない』と言われる方もいらっしゃるそうです。夢を壊すかもしれないので理由はここには書きませんが、価値観は人それぞれですね。

一方で、旅、特に船旅に魅せられ、欧州49か国を回られて、ついには昨秋に「ヨーロッパ散策」という本にまとめてしまわれた当会の役員の方がおられます。昨日、発行されました小誌「バリュー・エンジニアリング」300号の「本棚」でも紹介されていますので、当会会員の方はそちらを、一般の方は本屋さんやネットでご覧になってみてください。

やはり前回のブログで触れた、私の夢の話ですが、実はこの小誌の事になります。小誌が100号、200号を迎えた際に記念特集号を発行したので、300号も特集号にする事が一つの夢でした。それが、たまたま私の誕生日でもある昨日、実現しました。さらに、この号の表紙をご覧になった皆様が『おおっ!』と驚いてくださる事も夢みています。

創刊から53年の歴史がある小誌に、私は75号から編集に携わってきましたが、途中でB5判からA4判になったり、隔月発行が年4回となったりといろいろと変遷があった中でも300号は感慨深いものがあります。今までの中で一番手がかかった分、さらにいいものができたと思いますし、次号の301号からは当会の「バリュー・コンピテンシー」と統合されて電子媒体になりますので、節目としても記念となる号でした。

今までの小誌の編集を通じて、全国の会員企業・団体ののべ4500人ほどの方々とお仕事を一緒にさせていただき、ご協力・ご指導・ご支援をいただいた事はかけがえのない私の財産になっています。取材で全国のいろいろな企業・団体に伺って見学させていただいたり、本来なら口もきけないような方々ともお話をさせていただけた事もありがたい事と感謝しています。

というような事を、編集委員の方々に『平山さんも300号記念号に何か書いて』と勧められるまま、本来は辞退すべき所を、図々しいかしら?とは思いながらもどこかで感謝の気持ちをお伝えしたくて「人類を幸せにするVE」(これはとある編集委員の方から伺った言葉なのですが、とても気に入っています)というタイトルで書かせていただきました。さらに、その編集委員の方全員に300号に寄せて編集後記も書いていただきましたので、お手すきの時にご高覧いただければ幸いです。

ちなみに、一般の方でも小誌のバックナンバーを当会ホームページのオンラインショップより購入できますので、よろしくお願いいたします。(https://www.sjve.org/onlineshop)。

小誌を長年編集してきて、学生当時は2.0の時もあった視力が、今や0.1以下になってしまいましたが、たとえ視力と引き換えにしても学生時代の「編集の仕事をしたい」という夢を実現させてもらえた私は幸せだったと思います。大げさかもしれませんが、子供のいない私にとっては1冊1冊が子供のような気もします。

子供の頃に少女漫画で、病気で外に出られないお金持ちの美少女と元気だけど容貌のよくない女の子が、『外に出たい』という美少女の夢と『綺麗になりたい』という可愛くない女の子の夢を叶えるために神様にお願いして互いの体を交換してもらったというお話を読んだ事があります。「転校生」や「君の名は。」などの映画も男の子と女の子が入れ代るという夢みたいなお話でしたが、昔からこういう発想はあったんですね。

この漫画の二人の少女の場合は、どうなったと思われますか?さらに、漫画の最後のページにあった言葉がとても印象的だったので今も覚えているのですが、長くなりますので次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

過去のブログはこちら

関連するページ