歌を歌う (3)   (ゆ)  No.118

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

もう、明日で今年の半分が過ぎる事になりますが、時が経つのは速いものですね。
前回のブログでは、カラオケ嫌いをなんとか克服した私が、やはりカラオケに苦手意識を持っていた職場の女性を(ちなみに私より一回り年上の方でした)『楽しいから一緒に行きましょうよ』とカラオケに誘った所までお話ししました。

最初は、まったく乗り気ではなかったようでしたが、回を重ねるうちに元々の才能が開花されたのか、当時の流行の歌もどんどん歌いこなされていました。私の知らないような昔の歌から、忌野清志郎や椎名林檎、浜崎あゆみまで、そのレパートリーは広がっていく一方で、ついには、『カラオケをオールナイトで歌うのが夢』と言われるまで好きになられるとは夢にも思いませんでしたが、楽しそうに歌う彼女を見て、私も嬉しかったのを覚えています。

歌の才能を引き出してくれたからと(ただ、お誘いしただけなんですが)、私に感謝していただいていたようで、『平山さんにはこういう歌がお勧めです』と、私自身では到底チャレンジしないような若い歌手達の歌をいくつか録音してプレゼントまでしてくださいました。そこまでしていただいて覚えない訳にもいかず、お陰様で私もレパートリーが増えました。新しい歌を歌う事は脳の活性化にも特にいいそうですので、皆様もトライされてはいかがでしょうか?

歌というのは、まだ言葉も話せない赤ちゃんの時代にも子守歌などで耳から聞いて、音楽や言葉を覚えていったのかもしれません。学校に入れば、校歌を歌ったり、音楽の授業で合唱や輪唱等もしたと思います。私は高校がミッション系だったので、立派なパイプオルガンのある礼拝堂で毎日歌った讃美歌がとても印象に残っています。

今思うと、どの時代でも皆で心を揃えて一つの歌を歌うというのは、一体感が味わえて貴重な体験だったのかもしれないと思います。更に、数え歌等には歌う事で物事を覚えやすくする機能もありますし、ある歌を聴く事で、その時代に一瞬にして遡れるような経験は誰しもお持ちと思いますが、タイムマシンのような機能もありますよね。口さえあればいつでもどこでも歌うことはできますから、コストはかからないのに多くの機能を持つ「歌」って、VE的にみても価値が高いといえるのではないでしょうか?

私の通う体操教室でも、誰もが口ずさめるような歌を歌いながら運動をしたりもしますが、幼い頃に聴いた童謡を始め、懐かしさにほっこりできるような歌が思い浮かぶのはある意味、平和で幸せな時代を過ごしてきたからこそと言えます。更に、誰もがカラオケを日常的に楽しめる現代の日本は平和だと思いますし、歌う事をより身近なものとしてここまで普及してくれたカラオケは一つの革命ともいえるのではないかと思います。

ところで、歌を歌う事によって実際に革命を起こした国のお話をご存知でしょうか? 歌には革命を起こせるような機能まであるのだと驚きましたが、次回にさせていただきます。

私見ですが、歌の上手・下手は、幼い頃の環境に左右される所が大きいように思います。音感などは(もちろん遺伝もあると思いますが)小さい頃から音楽に親しむ機会が多いと、発達も早いのではないでしょうか?いずれにしましても、基礎を学ぶのは早ければ早いほどいいように思います。

何事も基礎が大切だという事で、当会では「思考の基礎を体系的に学ぶ 考えるスキルの基本」という中級コースのセミナーを7月23日(月)に開催する予定です。 お申し込みの締切りは開催日の7日前になりますので、ご参加のお申し込みをお待ちしております。(https://www.sjve.org/semi/14072

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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