写真を撮る (3)   (ゆ)  No.122

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

さて、前回のブログでは、17年前のちょうど今頃、モニターとしていただいたデジタルカメラで旅行先のインドの写真を思う存分撮ろうと思った矢先に思いがけない事が起こったという所までお話ししました。

その思いがけない事は何かというと、日本では下りていたシャッターが下りなかったんです。このカメラとは別にフイルムカメラも持っていっていたので事なきを得たのですが、どうして機能しないのかを国際電話で問い合わせたり、製造元の相談センターへインドからFAXを送ったりしました。それらの費用だけで安いデジカメが買えるほどになってしまいましたが、結局、旅行中はそのカメラは使えず、日本に帰ってきて修理してもらった所、どうやら湿気が原因だったようです。

結果的には、本来のモニター役も果せましたし、写真の方はフイルムカメラで約300枚ほどを撮る事ができました。ブログ№39異文化を見聞する(5)(https://www.sjve.org/8819)にも少し書きましたが、そのフイルムカメラでも、インドの「アガスティアの葉」という自分の運命が書かれているという占いの葉を撮ろうとした時だけ、シャッターが下りないという不思議な経験もしました(何故かこの時だけで、後は撮れるようになりましたので、一時的なものでした)。

2週間で300枚以上もの写真を撮ったのは初めてでしたが、そんなこんなで写真を撮る事が習慣になりました。学生の頃から、デビット・ハミルトンとかの写真展等に行ったりしていましたので、写真家さん達が撮った写真にも興味がありました。最近では(といっても一昨年ですが)、1996年8月に亡くなられてから没後20年という事で開催されていた星野道夫さんの特別展が印象的でした。

プロの写真だけでなく、新聞社等が主催する写真コンクールの入賞作品なども、見ているだけで感心したり癒されたりと、写真には絵とはまた違った魅力があると思います。いい写真を撮る秘訣は、「被写体への愛情がある事」だそうですが、親御さん達が子供を撮った写真を見ると、確かにお子さんへの愛情がこちらにまで伝わってくるようです。ペットの愛くるしい写真などにも、飼い主さんの愛情があふれていますよね。

もう10年以上も前になると思うのですが、そういうペットの写真で、今でも忘れない写真を見た事があります。新聞社の写真コンクールの「小学生の部」で大賞をとった、確か5年生の女の子だったと思います。愛くるしさとは対極の思わず息を飲んでしまうような鮮烈な写真でしたが、どういう写真だったかは次回にさせていただきます。

私が恩恵にあずかったカメラのモニター制度ですが、色々な製品のそういう制度により寄せられた様々な意見は、製品の開発設計の際のヒントになるのだと思います。更にVEも多くのモノの開発の上流段階で適用して、効果的により大きな成果を上げるために役立てていただきたいと思います。

当会では、「開発設計のVE」という中級コースのセミナーを9月3日~4日に開催する予定です。お申し込みの締切りは開催日の7日前になりますので、ご参加のお申し込みをお待ちしております。(https://www.sjve.org/semi/14074

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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