平和を願う (1)   (ゆ)  No.125

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

8月も残す所1週間となり、学生の方はまだ夏休みだと思いますが、多くの社会人の方は夏休みを終えられたと思います。リフレッシュされましたでしょうか?

日本の8月は、6日と9日の原爆記念日や15日の終戦記念日があり、戦争と共に平和の意義がクローズアップされる月でもあります。ただ、終戦から73年が経過し、戦争に関する番組等も年々減ってきているように思いますし、原爆記念日を知らないような若い人も増えているようです。こういった記念日を知らないくらいならまだしも、戦争を肯定する若い人達がいると聞いて驚いた事があります。

一方で、原爆記念日の式典での小学生達の挨拶は、何回も何回も練習するのだとは思いますが、実に堂々としていて立派で、こういう子供達が日本にいてくれると思うと心強い気がします。今年の挨拶の中では、『笑顔でいる幸せ、夢と目標のある人生を生きる幸せ』というフレーズが心に残りました。笑顔でいる事も、夢や目標を持つ事も今では誰でも自由にできる事ですが、笑顔も夢も奪われてしまった人達がいた事を忘れてはいけないと思います。

以前、長崎の平和公園を訪れた際に、慰霊碑に手を合せ、原爆資料館も見てきました。改めて胸が締め付けられましたが、外国人の若い女の子の二人連れが展示品や写真を涙ぐみながら見入っていたのが印象的でした。このブログで前回まで写真の事を書いてきましたが、写真には「記録」の機能もあります。時が経つとどうしても記憶が薄れてしまうものですが、忘れてはいけない事、次世代に残しておきたい事を目に見える形で残しておくという事は先に生きる者達の役割の一つではないかと思います。

広島に投下された原爆で幹の半分が焼けながらも再び芽を出し、市民に勇気と希望を与えた「被爆アオギリ」の葉をかたどったサブレが、2012年に同市の菓子店で発売されたという記事を新聞で見かけました。箱には『みずみずしい青葉は、命の尊さ、そして平和を愛する人々の心のシンボルになりました』と書かれているそうです。

平和を象徴するお菓子が、口も心も幸せにできるなんて素敵だと思われませんか?
同店のシェフの『被爆アオギリを多くの人に知って欲しいと願っています』という言葉も紹介されていましたので、ご興味のある方はウェブサイト(http://www.poivriere.com/) をご覧になってみてください。「新!広島土産グランプリ2016」でグランプリも受賞されたというこのお菓子は、お取り寄せもできるそうです。

平和への想いが込められた「アオギリ」のお菓子がグランプリを受賞したのもマネジメントの成果の一つだと思いますが、当会では9月10日(月)に「プロジェクトマネジメントの基本」セミナーが開催されます。仕事にそのまま使えるワークシートで演習を行いながら提案を実行に移す技術が学べますので、この機会にご参加されてみてはいかがでしょうか? お申し込みの締切りは開催日の7日前になりますので、ご参加のお申し込みをお待ちしております。(https://www.sjve.org/semi/14076

ところで、私達は、平和のために何をすべきだと思われますか? ノーベル平和賞を受賞されたマザー・テレサが同じ質問に答えられています。簡単なようで実は難しいかもしれない事なのですが、長くなりますので次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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