健康を維持する  (1)   (ゆ)  No.167

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

明後日は七夕ですね。街中でも、自由に願いが書けるように置かれた短冊と笹を目にします。昔は短冊ではなく梶の葉に書いていたそうですが、書かれた願いが叶うといいですね。

Tanabata Strip  2019.7 photo by y★u

七夕というと、ちょうど10年前の七夕の日に出会った、あるご夫婦の事を思い出します。当時のVE誌の編集後記にも書いたのですが、ここでも改めてシェアさせていただきます。その日は、主人と一緒に平塚の七夕祭りに出かけたものの、すごい人出で喧噪から逃れるようにして静かな老舗のレストランに入りました。お隣の席に80代半ばとおぼしきご夫婦がいらしたのですが、ご主人が食後に気持ちよくなられたのかウトウトとされだすと、奥様が『もう少し、ゆっくりしていきましょうか?』と優しく声をかけられていました。しばらくして今度は化粧室から帰ってきた奥様がそろりそろりと席に戻ろうとされていたら、ご主人が穏やかに『ゆっくり』と一声。

お互いを労わり合う気持ちが目に見えるようで、こちらまで優しい気持ちになりました。主人と会計を済ませた後、外に出ると、先に出られたはずのそのご夫婦がお店の横の椅子で休んでいらっしゃいました。8割程の込み具合でしたので、しばらくは中にいても問題なかったと思うのですが、お店に悪いと思って外で休まれていらしたのだと思います。主人と、『将来、ああいう夫婦になれたらいいね』と意見が一致しました。

それにしても、「スピード、スピード」と追い立てられる今の世にあって、ずいぶん久しぶりに「ゆっくりでいいよ」という言葉を聞いた気がしました。もちろん、「速さ」も大事な価値だとは思いますが、その先には、いつかは「ゆっくり」とか「ゆったり」と過ごしたいという希望があるような気がします。

私は、慌てるとロクな事はないという事も何度か身を持って経験しました。10年程前に階段を駆け上がろうとして踏み外して靭帯を損傷したり、バスに急いで乗ろうとして階段を転げ落ちたり、つい1か月程前にもエスカレーターですべって転んで打撲。すべて慌てたせいです。更に、気持ちだけは若いつもりで「いける」と思うものの、体がついてこないという悲しい現実のせいもあると思います。

で、前回のブログの続きですが、40~60代の女性達に「若い時にやっておけば良かった事」というアンケートで1位だったのは「運動をする事」でした。割とよく転ぶ私ではありますが、運動神経はまあまあだったと思いますし、20代の頃からヨガ、30代の頃から体操教室に通っているので運動は続けている方だと思います。体重も20歳の頃とさほど変りませんが、もし運動を続けていなかったらどうなっていただろうとも思います。

前回までのブログで書かせていただいた「笑顔をつくる」事で免疫力を上げて健康になれたら、今度はどうやって健康を維持するのかが課題になってくるのではないかと思います。冒頭のご夫婦も、動作こそゆっくりとされていましたが、お二人で仲良く外食ができるのも健康を維持されてこられたからこそではないかと思います。

そして健康を維持するためには、運動が大切だと思いますが、これはいくつになっても始められると思います。私の知人である80代の男性が、お医者さんから『あなたはいずれ歩けなくなるから、車椅子を準備するように』と言われていたのですが、ある事によって車椅子が不要になるどころか、腕立て伏せを100回こなされるくらい元気になられて、テレビでも何回かその成果が紹介される程になりました。現役時代は、ある企業の経営者層の方でいらしたそうで、頭脳明晰で背筋もピッと伸びて姿勢のいい方でしたが、どうやってお医者さんが驚くほど健康になられたのかは次回にさせていただきます。

当会では、2019年7月31日(水)に「経営者を納得させるVE提案書の書き方」セミナーを開催いたします。VE活動の成果を経営に必要な数字を使って分りやすく説明し、VE提案の実施について経営者の承認を引き出すための知識を体得できますので、ご参加をお勧めいたします。(https://www.sjve.org/semi/14081

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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