健康を維持する  (5)   (ゆ)  No.171

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今日、8月2日は「金銀の日」だそうです。1928年のこの日、アムステルダムオリンピックで、陸上三段跳びの織田幹雄さんが日本人初の金メダル、陸上800mの人見絹代さんが日本人女性初の銀メダルを獲得したからだとか。約90年前の盛夏の頃に跳んだり走ったりするだけでも大変だったのではと思いましたら、オランダの8月の気温は12℃~22℃と過ごしやすいそうです。来年の東京オリンピックでは、選手や観客が熱中症にならないかと心配ですが、本番まで健康を維持して元気に競技に臨んだり、応援ができるといいですね。

さて、前回のブログで、私のヨガの先生が健康のためにある運動を推奨している所までお話ししましたが、それは「歩く」事だそうです。ふくらはぎは第二の心臓と言われているように、歩く事で血液の循環がはかれますし、健康を維持するための基本のキのようです。 カナダのある研究によると、運動をした事のない50代の人でも週3回、早足で30分歩けば、身体年齢が10歳も若くなるとか。車通勤等で歩く習慣のない方なら、足をマッサージするだけでも違うそうですし、これも手軽にできてコストも発生しませんのでお勧めです。

また、どうせ歩くなら空気の綺麗な森とかですと、森林浴もできて一石二鳥です。森林浴とは、精神的な癒しを得たり健康のために森林内で散策やレクリエーションを行う事で、1982年に林野庁が発表した「森林浴構想」が始まりだそうです。「森林の中には殺菌力を持つ独特の芳香が存在し森の中にいる事が健康体をつくる」という構想で、日本発祥の概念だとか。

New Zealand Forest 2018.11 photo by y★u

上の写真は、去年の秋に訪れたニュージーランドの森ですが、ブログ№139「感性を磨く(https://www.sjve.org/15811)」でも書きましたように、歩いているだけで本当に気持ちよくリフレッシュできました。わざわざ森林まで行くのは面倒という方は、まずは樹木の多い緑地公園や並木道等を散策する事から森林浴を始めてみるのもいいそうです。科学的に証明されている健康への効果も、次のようなものがあるそうです。

効果その①:森林浴をすると、都市部に比べてリラックスした時に高まる副交感神経活動が昂進し、ストレス時に高まる交感神経活動が抑制される。
効果その②:森林浴により、代表的なストレスホルモンである(唾液中)コルチゾール濃度が低下する。
効果その③ 森林浴によって、血液中のがん細胞を自滅させるNH(ナチュラル・キラー)細胞が活性化され、がん対策に効果的である。

このように、精神的な癒しを得られる上に健康にも効果的な森林浴は、コストはさほどかからないのに効果があるという事でVE的にも価値は高いと思います。

さて、森林浴で心身が癒されるように、音浴といいますか、音楽や歌声でも癒されたり元気づけられたりする事を、ブログ№164「笑顔をつくる(https://www.sjve.org/16694)」で書かせていただいた6月のアリスの武道館コンサートで再認識しましたが、昭和50年代にデビューしたアリスは今年、古希を迎えています。7月には別の友人が、やはり昭和の時代に活躍された歌手達が一堂に会するコンサートに誘ってくれたので行ってきました。

そこでは、コンサート主催会社の社長さんが、コンサートへの熱い想いを語られると共にカラオケマイク等の自社製品の宣伝をされていましたが、商売とはいえ経営者自ら熱心にPRをされていて凄いなあと思いました。もう一つ、歌手の方々についても凄いなあと感心した事があるのですが、それは次回にさせていただきます。

当会では、2019年9月3日(木)に東京青山のアイビーホールにて「経営者フォーラム」を開催いたしますが、慶應義塾大学の松岡由幸教授による講演「 モノづくり×モノづかいのデザインサイエンス」で、“デザインサイエンス”がもたらす未来創造の10の知恵をご紹介いただく予定です。新価値創造と超競争社会に勝ち続ける企業の頑強性構築のヒントを見出していただけるのではないかと思いますので、ご参加をお待ちしております。(https://www.sjve.org/16781

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

過去のブログはこちら

関連するページ