本をつくる(1)   (ゆ)  No.186

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

街中の木々も色づき始め、秋も深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

私は先週、ヨガの仲間達と熱海に行ってきました。もう20年近く続いているほぼ年1回の恒例旅行で、このブログの№40~45「旅をする」でもご紹介しましたが、今回は私が幹事でした。1年前から行先等を検討していましたが、昔と違って、それぞれが自分や家族の健康状態に左右されやすいお年頃ゆえ、当日まで全員がそろうかどうかが一番心配でした。一人だけ高齢のペットの介護で参加がかないませんでしたが、当日に皆の元気な顔を見た時は、心配していた分、よけい嬉しかったです。

この旅行の一番の目的は「おしゃべりをすること」なので、美術館や神社をのんびりと回り、ゆっくりと温泉につかってリフレッシュできました。下の写真は、ホテルの窓から久しぶりに見た綺麗な朝日です。

Morning sun 2019.11 photo by y★u

「食欲の秋」とはいえ、あまり食べすぎたりしないように、前回まで「食生活を改善する」というテーマで書いてきましたが、いざ、揚げたての天ぷらや、新鮮な海の幸、山の幸の入ったお鍋等を目前にすると合言葉等どこへやらでした。秋には色々な秋がありますが、「食欲の秋」より「読書の秋」の方が贅肉がつかなくていいかもしれません。

私の両親も比較的、本を読んでいたように思いますが、叔父が世界少年少女文学全集等の本をお土産に買ってくれていたお陰もあり、子供の頃から本が好きでした。大学では文学部に入り、図書館司書の資格も取り、将来、仕事に就くなら本をつくる編集関係がいいなと思っていました。そこで、大学の就職課の掲示版で「編集に興味のある方」という求人票を見かけたのがご縁で現在に至っています。

ただ、当会の前任者との引継ぎは1日だけ、「校正」に関する指導も、『この本を読んでおいて』と1冊の本を手渡されただけといった手探り状態で始めたため、当初は(今も?)色々な方にご迷惑をおかけしたと思います。本をつくることは一人ではできませんし、曲がりなりにもなんとか今までやってこられましたのも、周りの方々のご指導・ご協力のお陰と感謝しております。

入職してからの私の主な仕事は、当会の情報誌である「バリュー・エンジニアリング」誌の編集・発行・発送でした。当会の会員の方々で編成された編集委員会で、内容や原稿をお願いする執筆者や企業・団体・組織を決めさせていただいてまいりました。

当初、B5判だった小誌はA4判となり、2018年からVEL向け情報誌「バリュー・コンピテンシー」と統合して電子媒体へと移行し(正会員の方には紙媒体の小誌もお送りしています)、発行も年6回から年4回へと変遷がありましたが、お陰様で2018年2月には300号記念号も発行でき、今年の11月号が最新号で307号になります。

業種や年代の異なる優秀な編集委員の方々を始め、多くの方々のご協力の下、様々な企業・団体・組織のVE活動等をご紹介させていただいている小誌は、手前味噌ではありますが、巻頭言、事例、論文、レポート、関連情報、インタビュー等々、中身の充実したいい情報誌だと自負しております。

なお、小誌のバックナンバーの表紙と巻頭言は、当会のHPでも公開されていますので、ご高覧いただければ幸いです。(https://www.sjve.org/?s=&cat=18
また、小誌は会員の方はもちろん一般の方でも入手できますので(税込会員価格:880円、税込一般価格:1320円)、VE活動のヒントを得るためにご参考にされてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/2686

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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