想いを伝える(3)   (ゆ)  No.194

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

毎月23日は「ふみの日」ですが、昨日の1月23日は電子メッセージング(現在のEジャパン)協議会が1994年に「電子メールの日」として制定したそうです。「1(いい)23(ふみ)」(いい文・E文)の語呂合せとか。

メールは「想いを伝える」手段としても瞬時に送れて本当に便利ですが、行間から受け取るものが人によって違うので真意が伝わらない場合もあったり、利便性の裏に宛先を間違えたりするという危険性も潜んでいるので、時には注意が必要かと思います。

私は、単純明快な短文のメールも、想いがたくさん書かれた長文のメールも両方好きですが(私自身は、このブログからもお分かりと思いますが長くなりがちですが)、本来は要件のみの短文での使い方が一般的なのかもしれません。また、同じ想いを伝えるなら、便せんを選んで、文章や宛名を書いて、切手を貼って投函するという作業が増える分、目には見えないけれども相手を想う気持ちが更に込められた手紙の方がより貴重かもしれませんね。

前回のブログでも書きましたが、私のブログ集の出版に寄せていただいた数々のお祝いの想いのこもったメッセージは、メール、葉書、封書など、手段も長さも様々でしたが、どのメッセージも本当に嬉しかったです。中でも、色々な想いをぎっしりと11ページに詰めてくださった元・会員のある方のお手紙は圧巻でした。

この方もかつて「エッセイ集」を自費出版されて、その貴重なご著書を頂いた時に、いつか私が本をつくるようなことがあれば、是非、お返しとして差し上げたいと思っていました。ただ、頂いた後は長いことご連絡をさせていただいていませんでしたので、お届け先の確認も兼ねて本当に久しぶりにお電話を差し上げてからブログ集をお送りしました。後で伺ったことですが、たまたまその時の心理状態も手伝って、この時の私の声が「天使の声」に聴こえたそうです(自分で書いていても笑ってしまいますが、あくまでもその方個人のご感想ですので)。

頂いたお手紙のことを紹介してもよろしいというご本人のご了承を頂きましたので、少し紹介させていただきますが、文字は8ポイントの大きさで1ページが43行というパソコンで打たれたお手紙で、ご自身の歴史などもお写真やカットと共に紹介されていらっしゃいました。

ブログ集に収められた45個のテーマについて「整理・分析」をしてみた所、私の「想い」が伝わってきて、読むスピードも上がったそうですが、そこまで読み込んでくださったことに本当に感激してしまいました。読書量も甚大で、書くことがお好きというこの方はご自分でエッセイ集を出されるくらいですから文章表現はお手のもので、私など足元にも及びませんが、読後のご感想は『総じて爽やかな、しなやかな、良質のエッセイを読んだ気分』だったそうです。

このご感想だけでも嬉しいのに、高校生のお孫さんに、ブログの中のある一つのテーマについて書いていただいた感想文まで入っていました。きっとお小遣いをはずまれたことと思いますが、見も知らぬおばさんの文章の感想文を書かされるなんてちょっと同情してしまいましたが、おじい様の文才をしっかりと受け継がれたのか、とてもしっかりとした文章で、将来が楽しみだなあと思いました。

ご自慢のお孫さんを始め、ご家族やご友人のことなども本当に細やかに書かれていらして、私こそ、周りの方々への温かな想いはもちろん、教養があふれる自叙伝を読ませていただいている気分になりました。そして、誰でもが真似できることではないと思える愛情あるエピソードも伺ったのですが、長くなりますので次回にさせていただきます。

では、よい週末をお迎えくださいませ。 (ゆ)

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