栄養を摂る(2)  (ゆ)  No.222

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

前々回までのブログでは、「筋肉を増やす」ことをテーマに書きましたが、骨は筋肉の近くにあるため、筋トレは骨にも負荷をかけることができるそうです。この骨と筋肉は、何歳からでも、減少を食い止めたり、増やしたり、若返らせることが可能なので、取り組むのは早ければ早いほどいいとか。まずは、この筋肉や骨の材料となる栄養を摂ることが大切なのはもちろん、痩せないことも大切で、痩せると老化が進み、機能も落ちてしまうそうです。

筋肉の主原料はタンパク質ですが、骨の主原料はカルシウムの他にコラーゲンも重要だそうです。このコラーゲンはタンパク質と鉄とビタミンCから作られ、更にカルシウムはマグネシウムとお互いにサポートしあって機能するためマグネシウムも大切だそうです。これらも含めて、丈夫な筋肉と骨を作るために重要な栄養素が9つあるそうなので、それらを多く含む主な食材と共に以下にご紹介します。

  • タンパク質
    骨や筋肉を始め、体のほとんどの部分をつくっている栄養素。(肉、魚、卵等)
  • カルシウム
    骨量に影響。カルシウム不足になると骨から溶け出すので脆くなる。(魚の缶詰、小魚等)
  • マグネシウム
    骨に弾力を与え、丈夫でしなやかな骨を形成する(大豆、ナッツ類、干しエビ、海藻等)
  • ヘム鉄
    コラーゲンの合成に必要。(レバーや赤身肉、イワシやカツオ等)
  • ビタミンC
    鉄同様にコラーゲンの合成に必要。(果物や緑黄色野菜等)
  • ビタミンD
    カルシウムの吸収率を上げる。胃腸や粘膜を強くする。(干ししいたけ、魚の内臓等)
  • ビタミンK
    カルシウムを沈着させて骨密度を高める。(納豆、モロヘイヤ、春菊等)
  • オメガ3系脂肪酸
    体の痛みや腫れを引き起こす「炎症」を抑える。(青魚の油、エゴマ油、アマニ油等)
  • ビタミンB群
    骨を脆くする「糖化」を防ぐ。糖質、脂質、アミノ酸の代謝に必要。(ビタミンを複数含む食品)

これらの栄養素を含む食材の中でも、例えば、「甘い果物は糖質過多になってしまうので少な目にする」とか、「納豆は服用している薬によっては控える」などといった注意点もあります。

いずれにしても、私達の体は食べ物によって培われていますので、免疫機能の低下を予防し、常に正常な状態を維持するためには、有効な栄養素を含む食材を毎日の習慣として摂ることが大切だそうです。

免疫力には、外敵から身を守る防御システムと体内の悪者を退治する攻撃システムがあり、皮膚や粘膜は、ウイルスや細菌の侵入を防ぎ、胃や腸では殺菌や解毒のための臨戦態勢をいつでも整えているそうです。そして、血管やリンパ節では病原菌を攻撃・排除するための免疫細胞が常に働いているそうですので、感染予防のためにはマスクやうがいに加えて、栄養をしっかり摂っておくことが、この時期は特に大切だと思います。

さて、十分に「栄養を摂る」ことができましたら、「資格を取る」ことにチャレンジされてみてはいかがでしょうか?VEは、企業の健康を保つための免疫力になるかもしれません。

当会では、VEL資格の受験対策講座として「VE初心者向け基礎講座」を、9月17日~18日に開催いたします。会場とオンラインの同時開催となりますので、ご都合のよろしい方を選ばれて受講されることをお勧めいたします。(https://www.sjve.org/semi/18142

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

過去のブログはこちら

関連するページ