免疫力を上げる(1)  (ゆ)  No.246

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

下の写真は9年前の今頃に行った伊豆の爪木崎の水仙です。水仙の花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」などマイナスなイメージの言葉が多いそうなのですが、海外では水仙は春の訪れとともに咲くことから「希望」のシンボルとされているそうです。日本でも白の水仙は希望の象徴とされ、阪神淡路大震災の際には、上皇后美智子様が皇居で摘まれた17本の水仙を現地に献花されたそうです。

Narcissus Field 2012.2 photo by y★u

今、日本でもワクチンが一つの「希望」として、毎日のようにニュースになっていますが、接種したから安心ということではないので、マスク、うがい、手洗い、消毒等は続けていくことが必要なことに変わりはありません。そして、もう一つ大事なことは、自らの免疫力をあげておくことではないかと思います。

前回のブログで昨年に他界した義父のことを書かせていただきましたが、96年の長寿を全うできたのは、よく動いていたからではないかしらと思います。もちろん、義母による健康管理も大きな要因だと思いますが、75歳で退職した後も、趣味の絵のためにスケッチ旅行に出かけたり写真を撮ったり、展覧会を開いたり、生涯大学に通ってパソコン等の勉強をしたりと、常にアグレッシブで向上心にあふれていたからだと思います。画家の方が長命なのも、よく指先を動かすからと言われますが、脳を活性化して元気でいるためには、「絵を描く」ことや「新しいことに挑戦する」ことというのはいい手段かもしれませんね。

免疫力というのは、「自分の体を様々な細菌やウイルスから守り、健康を維持する力」のことで、同じ環境にいても風邪をひきやすい人とひきにくい人がいますが、この違いを生むのが免疫力なのだとか。これは20歳頃をピークに徐々に下がる上に、ストレスの多い現代では、40代に入ると自律神経のバランスが乱れがちになり弱り続けて、70代になるとピーク時の10分の1に減少してしまうそうです。ただ、「食生活や生活習慣の改善」等をはかれば、自力で上げられるそうです。

20代の頃の私はよく風邪をひいていたのですが、30代に入る頃からヨガを始めたせいか、風邪をひくことが徐々に減ってきたように思います。このヨガはインドが発祥の地ですが、バナナやマンゴーなどの果物がよくとれて、のんびりしていても食べ物に困らないため、ゆったりと過ごし、自己を見つめるために瞑想をするものの、じっとしてばかりだと体に悪いので、インドの土地にふさわしい活動や運動法が誕生したのではないかとも言われているそうです。

一方で、日本人は昔から勤勉で、薪割りや水くみ、雑巾がけ、窓拭きなどとよく体を動かす民族で、それが健康な体を維持することにつながっていたとか。義父は大正生まれということもあり、便利な電化製品にあまり頼ることなく体を動かしていたことが免疫力を上げることにつながり、長寿に一役かっていたのかもしれません。

今は、昔と違って様々な電化製品の充実により体を動かすことが少なくなり、時間的余裕も生まれてきたので、欧米からエアロビクスやスポーツジムの概念が渡り、インドからヨガ、中国から太極拳と色々な習慣を輸入するようになったそうです。そして、余暇にはこのようなスポーツで体を動かすようになったそうですが、先日のテレビ番組で、今の時代、一番やってみたいことについてのアンケートを20代から40代の女性を対象に行っていたのですが、ヨガが1位でした。

確かに現代は電化製品等のお蔭で自分の時間を好きなことに使う余裕が出てきたのだと思いますが、継続は力の言葉どおり、続けることも大事ではないかと思います。日差しも日に日に春めいてまいりましたので、ヨガ等の免疫力アップにつながるような何か新しいことに挑戦するのに、いい時期かもしれませんね。

では、よい週末をお迎えくださいませ。 (ゆ)

 

 

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