表現をする(5)  (ゆ)  No.286

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

ここで一つ問題です。下記の数式は何を表現しているかお分かりになりますでしょうか?

5+6+7=18

この数式は、当会の「バリュー・エンジニアリング」誌のご執筆者の方から伺ったのですが、答は「コロナはイヤ」だそうです。この数式と読み方自体は、沖縄の宮森小学校の先生が、児童向けに設置した看板に書かれたものが元のようです。歴史上の出来事とか記念日もそうですが、「語呂合わせ」で表現すると印象に残りやすいので、記憶をする際に有効な手段だと思います。

明日は18日でもあり、「18」という数字で思い出したものに、『18歳と81歳の違い』というのがあります。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、元々は数年前に「笑点」というテレビ番組で大ウケした大喜利テーマの回答例だそうです。その後、Twitterに投稿され、3万以上ものリツイートがされたそうですが、18歳と81歳を対比させた面白い表現だと思いました。私は下記の例を知人から教えていただいたのですが、『声に出して読むと、もっと面白いですよ』とのことでした。

・恋に溺れるのが18歳、風呂に溺れるのが81歳
・心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳
・偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳
・受験戦争を戦っているのが18歳、アメリカと戦ったのを目撃したのが81歳
・まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳
・東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳
・自分探しの旅をしているのが18歳、出かけたまま分からなくなって皆が探しているのが81歳
・「嵐」と言えば松本潤を思い出すのが18 歳、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81歳
・ドキドキが止まらないのが18 歳、動悸が止まらないのが81歳
・恋で胸を詰まらせるのが18 歳、餅で喉を詰まらせるのが81歳

特に最後の例ですと、もう2週間程でお正月になり、お餅をいただく機会が増えると思いますが、そうめんでも誤嚥性肺炎になることもあるそうですので、気をつけるにこしたことはないようです。他の例も、81歳の方は「注意を喚起する」という機能も携えているものが多いようですので、読む人を笑わせると同時に、「気をつけなくては」という思いにもさせてくれる、上手な表現だなあと思いました。

一方で、人生100年時代の今、とても元気な80代の方もたくさんいらっしゃいます。先日、2021年の世相を表現する「今年の漢字」に「金」が選ばれましたね。金が選ばれたのは、五輪が開催された2000年、2012年、2016年に続き4度目だとか。今年の東京五輪・パラリンピックで日本が多くの金メダルを獲得したほか、米大リーグの大谷翔平選手が二刀流で活躍し、将棋の藤井聡太竜王が最年少四冠を達成する等、各界で金字塔が打ち立てられたことが理由にあがったそうです。

そして、この「今年の漢字」を毎年、揮毫されていらっしゃるのが、京都清水寺の森清範貫主で御年81歳の方です。先月、私の主人は京都の来迎院にて、この森清範貫主のご講話を拝聴する機会に恵まれ、更に今年は聖徳太子が没してから1400年目という節目の年にあたるとのことで、特別な色紙を頂いてきました。それを額装したのが下の写真になります。

 A message card of harmony 2021.12  photo by y★u

聖徳太子17条憲法の『和をもって貴しとなす』の「和」ですが、この言葉は、『「みんなで仲良くしましょう」という意味ではなく、互いの違いがあっても「和(調和)」に至ることが大切である』という意味だと聞いたことがあります。今年は、パンデミックの影響もあって、互いの違いが顕在化することが多かったように思います。多様性というものも注目されていることですし、色々な違いがあったとしても、それを否定するのではなく、できるだけ「和」に至るようにできればいいなと思いました。来年はどんな漢字で表現されるのかが楽しみですね。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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