異文化を見聞する (1)   (ゆ)  No.35 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

スポーツの秋でもありますが、この時期は行楽シーズンでもありますね。
前回のブログで触れたヨガの海外研修旅行ですが、私は15年前の夏に初めて参加しました。当時の研修旅行は約2週間という長めの期間でしたので、行きたくてもなかなか参加が難しかったのですが、ちょうど永年勤続のご褒美の特別休暇を頂けたので、夏休みにその休暇を足して参加がかないました。

2週間のうち、1週間はインド、後の1週間は、タイ、イタリア、ギリシャを巡るという結構ハードな研修旅行でしたが(会長は更にトルコも希望されていたそうですが、今思えば行っておきたかったです)、先生や生徒さん合せて25人程が全国から参加されました。
各国のヨガ道場を始め様々な所を訪れましたが、アメリカ以外の外国に行った事がない私には、異文化がすべて新鮮でとても楽しく興味深い旅行でした。枕が変り過ぎて睡眠不足ぎみではありましたが、毎日毎日ずっと笑って過ごしていました

インドで初めて訪れたアシュラム(ヨガ道場)には、肌の色が様々な世界各国の方達が暮らしていて、行き交う誰もが天使のように微笑んでいて、「もしかしたら、天国ってこういう所かも」と思いました。 緑あふれる敷地にある、神殿のような道場で皆でヨガをした時は、サラサラと吹き抜ける風も心地よく、「ヨガを続けていて良かったあ~」と、しみじみと思いました。

Yoga Ashram in India 2001.8
Yoga Ashram in India 2001.8

旅行に行く前には、『この暑い時期に、さらに暑い所へ行かなくてもいいのでは?』とか、『衛生状態は大丈夫なの?』と心配してくださる方もいらっしゃいましたが、インドに足を踏み入れた最初の感想は「思ったより暑くない」というものでした。気温自体はもちろん日本より高いのですが、空気がさらっとしていましたし、主に南インドを中心に海岸沿いを回ったせいかもしれません。

インドの食事は香辛料の効いた料理も多く、お水や生野菜などでも体調を崩す方が多いようですが、このツアーでは添乗員さん(といっても会長の希望で旅行社の社長さん自らが添乗員として同行してくださいました)が、日本からお米や梅干しを持参され何度か心づくしのおかゆを作ってくださいました。当日は夜明け前から準備されて大変だったと思いますが、お陰様で私は体調を崩す事はありませんでした。

同行してくださった通訳の方は日本語能力試験1級を持つインド人でしたが、流暢な日本語を操り(国立デリー大学在学中、日本大使館情報センターにて 3年間日本語を学び、首席で卒業との事)、日本の大企業の社長さんや作家さん、落語家さんなども案内された経歴を持つ方でした(後に落語界へも入門されたようでテレビ出演等もされていました)。街中をバスで走っている間も、路上でボーっとしている人を指して、『彼はあれでも仕事している。油を売ってる』なんていうふうに、風習や歴史や史跡の解説だけでなく、いろいろな場面も面白おかしくガイドしてくださり、本当に話題豊富で長い移動時間でも飽きる事が全くありませんでした。

東海道五十三次等もスラスラと空んじられるので、「どうしたら覚えられるんですか?」と聞いてみました。彼から返ってきた予想外の言葉には驚いてしまいましたが、これは次回にさせていただきます。

さて、以前にもお知らせしましたが、当会でも本年11月にインドで開催されるアジアVE大会に参加する海外研修への参加を募っております。お申込み期限は11月4日となりますので、この機会に異文化を見聞されてみてはいかがでしょうか?国による価値観の違いというのは、VEにおけるアイデア発想のヒントになるかもしれません。ヨガの研修旅行で訪れたインド、タイ、イタリア、ギリシャの中で、私がいつかまた訪れたいと思うのもインドですので、是非、お勧めいたします。(https://www.sjve.org/7803

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

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