旅をする (5)   (ゆ)  No.44 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今朝、通勤途中の駅から空にかかる虹を眺めることができました。回りの多くの人は携帯電話をのぞき込んでいたりして気づく人は少ないようでしたが、ちょっといい事がありそうな気分になりました。

さて、前回のブログ№43で、4年前にヨガ仲間との岡山へ旅行に行った際、岡山在住の当会会員の方が入られた特養施設を私が一人で訪ねたという所までお話ししました。実は、この事には以前に小誌「バリュー・エンジニアリング」の編集後記でも触れたのですが、お名前は伏せさせていただきました。今回はお名前を書かせていただきますが、その方は当会西日本支部にいらした田中武彦さん(元・㈱日本製鋼所)でした。

もう96歳とご高齢なので、果して20数年ぶりに会う私の事を覚えていてくださるかどうか心配しながら『ご無沙汰しております。平山です』とご挨拶したら、なんと『おおっ!』とすぐに分ってくださいました。さらに、部屋に来られた職員の方に元気なお声で『平山裕子さんです!』とフルネームで紹介してくださり、名前まで覚えてくださっていた事に感激してしまいました。田中さんはお若い時、海軍にいらして海の上では大声を出す事が必須でそれが健康や長寿に役立ったのかもしれないなどといったお話をしました。ちょうどそれから1年後の2013年12月に残念ながら亡くなられてしまいましたが、お会いした瞬間、二人して涙ぐみ、しばらくの間ただただぎゅーっと握手してくださっていた手の力強さを今も覚えています。

昨年亡くなられた、西日本支部の奥川博司さん(元・マツダ㈱)、当会初代会長の上野一郎さん、三代目事務局長の中野文人さんに続き、今年も、二代目事務局長の児玉啓さんを始め、ブログ№17(https://www.sjve.org/6696)でもご紹介した私が参加したWSSのチームリーダーの山森丈助さん(元・㈱日立物流)など、VEへの思い入れが深くていらした方々の訃報が相次ぎました。この場をお借りして、ご冥福をお祈りしたいと思います。

亡くなられた方々と時代を共有された方、特にご家族の方は寂しくなられる事と思いますが、残された方々が元気で過ごされる事が何よりのご供養になるそうです。そして、このブログを読まれている方の中にも、今年、悲しいお別れをされた方が大勢いらっしゃると思いますが、来年が穏やかな年となりますように願っております。

私は、日頃、思想家・実業家にして日本初のヨガ行者である中村天風さん(実はこの方の本を教えてくださったのも7年前に亡くなられた元会員のノバコンサルティング㈱笠原隆さんで、大変お世話になりました)の「怒らず、恐れず、悲しまず」という三訓を(なかなか難しいのですが)できるだけ心がけようと思っています。
中でも「悲しまず」は、例えば身近な方が亡くなった際、その時は思いっきり悲しんでも、後々まで悲しみを引きずるなという意味の「悲しまず」だそうです。いずれ、いやでも誰もが冥土へと旅立ちます。それまでは、できるだけ、怒る事、恐れる事、悲しむ事をせずに、この世での「人生」という旅を楽しまれてはいかがでしょうか?中村天風さんも次のようにおっしゃっています。

『もっともっと、人生を楽しまなければもったいないですよ。生き方一つで楽園になるんだから』

引き返す事のできない人生の旅を楽園にするのも地獄にするのも、要は自分次第だという事であれば、楽しんだもの勝ちだと思いますが、いかがでしょうか?

さて、当会は誠に勝手ながら12月28日より2017年1月5日まで冬季休暇とさせていただきます。
今年も大変お世話になりましてありがとうございました。お陰様で、私は今年2月からこのブログを始めるにあたり、『何でもいいから読みやすい物』という上長の言葉に甘え、およそ1年にわたって楽しんで書かせていただく事ができました。皆様方のお一人でも、このブログを楽しんでくださっていれば本望です。来年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

では、よいお年をお迎えくださいませ。 (ゆ)

 

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