命を育む (2)   (ゆ)  No.66 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

先週末に静岡県三島にある「クレマチスの丘」という所に旅行してきました。敷地には美術館もあり、お庭にはクレマチスや薔薇に囲まれるように彫刻が展示してありました。開館15周年記念展として「生命の樹」をテーマとした美術展も開催されており、たまたま前回のブログでアップさせていただいた私の絵とシンクロしているような感じもしました。(ヴァンジ彫刻庭園美術館 :https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/exhibitions/851/)

Rose 2017.6 photo by y★u

さて、その前回のブログの続きですが、私がVE協会の事務所の植物の世話をするようになったきっかけは何だったかについてのお話です。当時の当会の局長と次長とで、『事務所開きのお祝いにいただいた観葉植物の世話を誰に頼もうか?』と相談していた時に、たまたまそこを通りかかったのが私で、『ちょうどいい』と頼まれたというだけなんです。幸いにも事務所と私の実家が近く、夏休みや冬休みも実家に立ち寄るついでに水やりができました。

あれから、上述の庭園美術館と同じく15年が経ち、事務所の一角でなんとか枯れずに育ち、先端の葉は天井に届きそうです。植物には「目の疲れを取る」とか「空気を清浄にする」という機能もありますし、一つあるだけでも何かホッとします。ドラセナという植物ですが、「幸福の木」という素敵な名前もありますので、お祝いの贈りもの向きです。

Dracaena 2017.6 photo by y★u

さらに、事務所のエレベーターを降りると窓際に少し鉢植えがありますが、そちらも主に私が世話をしています。やはり引っ越してきた頃、当時の会長に『事務所が殺風景だ』と言われたのがきっかけで置くようになりました(大会社にはいくつもの観葉植物や生け花、ひいては名画も飾ってあるかと思いますが、VE協会らしくコストをかけずに額絵も飾っています)。

ここの鉢植えも観葉植物も自分で歩いて水を飲みに行く訳にはいかないので、誰かが世話をしないと枯れてしまいます。週に一度程度の水やりをしているだけですが、多年生の植物は毎年、花を咲かせてくれています。 ビルの清掃員の女性の方から花の種類を聞かれた際に『サボテン系の花なので丈夫だけど、こんな場所でも綺麗に咲いてくれるので嬉しい』とお話ししたら、『一所懸命に世話するから花も綺麗に咲いてくれるんじゃないの?』と言われたのですが、そういう観点もあるのだと嬉しかったです。

世話をしたらそれなりに応えてくれるのは人間も同じだと思うのですが、やはり愛情を込めればすくすくと育つし、かといって水をあげ過ぎれば根ぐされするように、甘やかし過ぎもいけないし、加減が難しいと思います。でも、種を撒いて、芽が出て育って花が咲く過程を眺めていると、健気で愛おしい感じがしますし癒やされます。「命を育む」経験は植物でもできますので、鉢植えで育ててみてはいかがでしょうか?

毎年7月になると、入谷の「朝顔市」の朝顔の鉢植えと美味しいお菓子を当会に届けてくださる会員の方がいらっしゃいました。それは30年程も続きましたが、ご高齢になられたため、10年前に『これが最後の朝顔』と持ってきてくださいました。その種を取っておき、撒いて花を咲かせては種を取り、毎年、順繰りに鉢に撒いています。少々時期外れの朝顔をご覧になった会員の方もいらっしゃると思いますが、色とりどりの花が咲く度に、暑い中、汗を拭き拭き重い鉢植えを持ってきてくださったその方の優しい笑顔を思い出します。80歳を超えられてもなお、『これからもVEは続けていきたい』と話されていらしたのが印象的でした。

自分の実家が生花店だったこともあり、花束とかをいただいた経験があまり多くないので、よけい印象的なのかもしれませんが、お花とか観葉植物のプレゼントって、いただいた時の情景とセットになっていつまでも記憶に残っているような気がします。大事に育くまれた命をいただくせいでしょうか?

6月18日は父の日ですが、母の日の「赤いカーネーション」に対して父の日の花は「黄色い薔薇」だそうです。プレゼントに黄色い薔薇を添えて、自分を育んでくださったお父様にも感謝の気持ちを伝えられてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

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