年を重ねる (1)   (ゆ)  No.101

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

2年前の2月に右も左も分らない手探り状態で始めたこのブログも、お陰様で3年目に入り、回数も100回を超えました。書く方の私も順調に年を取り、以前のブログにも書きましたが、この2月1日にまた一つ年を重ねました。私の母は、偶然、自分と同じ誕生日に私を産み、私は私で同じ誕生月にブログを誕生させた事になります。人間で言えばやっと2歳になったばかりですので、温かな目で見守ってくださると嬉しいです。

昨日見かけたTVドラマの中で、『作家は言葉で夢を生み出す仕事』という台詞があったのですが、私の拙いブログでも、どこかで夢を生み出せたらいいなあと思いました。そこまではできなくても、ありがたい事に『面白い』とか『写真に癒されます』と言ってくださる読者の方も少なからずおられるので、そういう方が増える事を願いつつ今後もなんとか(頻度は少なくなるかもしれませんが)続けさせていただきたく思っておりますので、ご支援の程をよろしくお願い申し上げます。

さて、このブログ開始からさらに遡る事4年程前の当会のVE誌編集委員会の懇親会での出来事をお話ししたいと思います。 私達の隣のテーブルで賑やかに盛り上がっていらした方々の中のお一人のご婦人が、帰り際に『お騒がせしました』と丁寧にもご挨拶にみえました。

『駒沢大学で仏教を専攻している社会人聴講生なんです』と自己紹介をされた後に、『私、いくつに見えます?』と聞かれたので、編集委員のお一人が『38歳!』と答えた所、『88歳です』との事。38歳はともかく、ゆうに20歳はお若く60代に見える方だったので、委員の皆さんも一様に驚いていらっしゃいました。

萩本欽一さんが入学された事でも話題になった駒沢大学ですが、そのご婦人方はその前から通学されて、毎週、授業後にそのお店で親交を深めていらっしゃる常連さん達だそうで、『次回は、私達の先生にもいらしていただく予定なので、よろしかったら、是非、ご一緒されませんか?』と誘ってくださいました。

私は、その米寿のご婦人にも仏教にも興味があったので、お言葉に思い切り甘えて(お店のご主人からご連絡していただいた上で)、参加させていただく事になりました。当日は、先生を始め男女合せて7、8人ほどの方々が集まり、ほとんど初対面の私を皆さんで歓迎してくださいました。

ご婦人は元・栄養管理士さんで(戦争中に戦地にも行かれたようです)、他にも牧師さんを仏教に宗旨代えさせようとしている方や、俳句の大御所の方などがいらしたりと、年を重ねてこられた分、人生経験も豊かなので話題に事欠きません。何より向学心にあふれ勉強熱心で前向きな方々なのでエネルギー一杯で、東大卒で独身、齢35歳という真面目そうな先生の方が圧倒されている感じでしたが、その方々にとっては息子さん、下手をするとお孫さんみたいに思える先生なのだと思います。

件のご婦人が、『前回の(編集委員会の懇親会)時にいらした、もう一人の女性は同じ会社の方ですか?』と気にされていましたので、もしかしたら、先生のお嫁さん候補(?)としてめざとくチェックされて、彼女目当てに誘ってくださったのかもしれません。

お目当ては私ではなかったものの、『毎週、この時間にいるので、良かったらまたいらっしゃい』と誘ってくださり、その後、数回寄せていただいたのですが、時折、彼女の話の中に『純ちゃん、純ちゃん』と人の名前が出てくるのです。日本人ならほとんどの方が知っている『純ちゃん』なのですが、誰の事だと思われますか?これも長くなりますので次回にさせていただきます。

当会では、年を重ねて経営者や経営幹部になられた方々を対象に第3回「経営者フォーラム」を、3月14日(水)に渋谷区のアイビーホール(青学会館)にて開催いたします。今回は、20年にわたりドイツのビジネス界で年を重ね、日独企業風土の本質やその違いを見る目を養ってこられた隅田貫さんが『仕事の“生産性”はドイツ人に学べ』と題し、ドイツ人が何故、日本人より労働時間が350時間も短いのに1.5倍の生産性があるのか、その秘密に迫る予定です。既に、業種を問わず多くの方々から参加のお申し込みをいただいており、あと僅かで満席となりますので、お早目のお申し込みをお待ちしております。(https://www.sjve.org/13543

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

 

 

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