執着を手放す (5)   (ゆ)  No.115

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

薄着になる夏という季節には、執着よりもまずは贅肉を手放してダイエットしたいという方も多いかもしれませんが、私が6年前のVE誌の編集後記にも書いた一節をご紹介したいと思います。

『「一つ年を重ねたのなら、一つ荷物を捨ててみる。年を重ねるたびに色々なものをそぎ落として行く。しがらみも、持ち物も、人をうらやむ感情も。何かにしがみついていたら年を重ねるごとに苦しさが増してしまうことでしょう。あなたは今年何をそぎ落としますか?ダイエットが必要なのは、体よりも、もっと違うことかもしれません。」…とあるメルマガで、心に残った一節です。…(中略)…東日本大震災の影響で、自粛や節電を経験してみて、今までの使いすぎや持ちすぎに気づかされる機会にもなったように思います。今年はVE思考も取り入れながら、不要機能?と思えるものはいくつでも捨てて、「本当に必要で大切なものは何か」を見極めていきたいと思います。』

ここで、「不要と思われるものはいくつでも捨てる」と意思表明をしているものの、この6年間でどれだけ捨てられたかというと、とても胸を張れるような数ではない気がします。

上述の物とは別の最近のメルマガの一節も印象的でしたので、以下にご紹介します。

『宇宙の法則には、等価交換法則という概念があります。手放したら、手放した相当のもの、もしくは、それ以上の対価を手に入れる事のできる原則です。必要のないものに執着して、いつまでも握っているよりも、手放して、本当に必要なものを手に入れた方が、賢明だと思いませんか?執着を手放して、新しい人生の扉を開いていきましょうね!』

いかがですか?人でも物でも心でも不要だと思うものを手放したくなってこられませんか?ただ、ちょっとしたこだわりなどといった執着はその人らしさでもあるので、無理して手放す必要はないと思うのですが、不必要な執着というものはどんどん手放していっていいのではないかしらと思います。

梅雨が明ければ本格的な夏がやってきます。何枚も着こんでいた服を脱ぎ捨てて軽やかな夏服に着替えるように、必要ではなくなったものへの執着を手放す事により、体も、そして心も軽くしていければいいなあと思います。そして、そうする事が自分の心の平和、ひいては世の中の平和に少しでも役立つ事があるとしたなら、価値の高い人生と言えるのではないでしょうか?

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では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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