写真を撮る (1)   (ゆ)  No.120

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

この度の西日本地域を中心とする豪雨によって、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈りしております。

前回のブログで、バルト三国の「歌う革命」のお話しをしましたが、明日はフランス革命記念日ですね。大げさかもしれませんが、音痴の私が曲りなりにもなんとか人並みに歌えるようになった事は、自分にとっては一つの革命ともいえるべきものでした。これはVEでいう所の「情報収集」に加えて何度も練習を重ねた成果だと思います。

そして、もう一つ、とにかく歌同様に『数をこなす事が大事』と、さる方からアドバイスをされたのが「写真」です。写真に関しては、素人ながら、VE誌の編集という仕事柄、インタビューや座談会などの写真を、カメラの性能に助けてもらいながら見よう見真似で撮ってきました。

もう15年以上前の事ですが、当会の全国大会の記録係としてカメラを抱えて、大小いくつもの会場を何度も階段で行き来しながら写真を撮っていた事があります。

ある講演者の方の写真を大会場の後方で撮っていた時の事です。以前にVE誌のインタビュー(私が写真を撮らせていただきました)をさせていただいた事もある精密機器会社の本部長さんに、私が『講演者の方の写真をもっと大きく撮りたいのですが、前方に行くと参加者の方の邪魔になるので難しいです』というようなお話をしていたら、『じゃあ、望遠機能付きカメラがあればいいんだね。あげるよ』と、お菓子をくださるかのようにいとも簡単におっしゃるので、もちろん冗談だと思い『ホントですかぁ?』と笑っていた覚えがあります。

その時、私がよほど物欲しそうな顔をしていたのかもしれませんが、それから程なくして、その方から『カメラをあげたいのだけど…』というメールをいただき、冗談ではなく本気でいらしたんだと驚いてしまいました。 『そんな高価なもの、いただけません。本当にお気持ちだけで十分です』と、固辞するメールを返信しようとしていたまさにその時、お忙しいでしょうに、なんとご本人自らが新品のデジタルカメラを片手に突然来会されたんです。

これは、私が社会人になって驚いた事ベスト3に入る出来事でしたが、『いただく訳にはいきません』と抵抗したものの、『持ってきてしまったから』と言われて、結局、いただく事になってしまいました。 実は、カメラのモニター制度というのがあって、その本部長さんはモニターを選ぶ権限をお持ちという事で、その年のモニターとして私個人にくださるとおっしゃるのです。ただ、くださる代わりに、ある条件が出されました。 (そうは見えないかもしれませんが)ただ、ちゃっかりといただくのはどうも苦手な私は、もちろんその条件を果すことを約束しました。どういう条件だったのかは次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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