色を選ぶ (4)   (ゆ)  No.154

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

あと1か月程でいよいよ「平成」も終り、4月1日には新しい元号が公表され、5月1日に施行される予定との事ですが、何になるかが楽しみですね。 元号を選ぶ際にもおそらく色々なアイデアが出た事と思いますが、前回のブログで触れた、アイデア発想の時に身に着けているといい色というのは紫色だそうです。

紫は古代から特別な色とされ、一着を染めるのに某大な労力と財力が必要だったので、最上位の地位を象徴する色として選ばれてきたそうです。また、紫色は高い精神性を表し、個性や独創性を導き、創造力の源としても、その力が認められてきたとか。 新しい発想やアイデアが必要な時、デスク周りなど目につく所に紫色を使えば、イメージが膨らんでアイデアが形になるかもしれないとの事。VE向きの色かもしれませんね。

   Muscari 2009.4 photo by y★u

私は誕生石が紫水晶(アメジスト)のせいもあって、紫も好きな色の一つなのですが、特に上の写真のムスカリのような柔らかな青紫色は、青の鎮静効果を持ちながら、紫のバランスを取る性質も持ち合せていて気持ちを穏やかにしてくれるそうです。春先は何かと気忙しい時ですが、お花の色や香りで心を癒してあげてはいかがでしょうか?
それにしましても、創造主は、こういう植物や動物や鉱物の色を一体どうやって選んできたのでしょう?天の采配って本当にすごいなあと思います。

「身を守る」という目的のために周りの自然の色に溶け込む保護色もある一方で、鳥等の雄がまとう美しい羽根の色は、雌へのアピールでもあり、「種を存続する」という目的もあるのだと思いますが、特にカラフルな極彩色の組合せにはため息が出ます。 ああいう自然界の色に憧れて、人は様々な色の装いで身を飾ってきたのかもしれませんが、自分に似合う色、パーソナルカラーというものがあるのをご存知でしょうか?

パーソナルカラーは自分の肌や髪や目の色に似合う色で、大きく4タイプ(春・夏・秋・冬)に分れるそうですので、ご興味のある方はネット検索されてみてください。自分に似合う色のセルフチェックができるサイトもあって、好きな色が似合う色とは限らなかったり、意外な色が似合う事が分ったりしますので面白いです。

人の印象は「会って30秒が勝負」だそうですし、視覚による情報は大きい割合を占め、色は言葉以上のコミュニケーションツールになるそうです。色の果す機能というのは、予想以上に影響が大きいのではないかと思います。選ぶ色によって、印象が良くなったり悪くなったりする事もあると考えれば、自分に似合うパーソナルカラーが何色なのかを知っていて損はないと思います。

元々「色」というものに興味があった私は、カラーコンサルタントの友人に診断してもらったことがありますが、似合う色と共に似合わない色も分って参考になりました。日頃の服装でも色の組合せ等には一応気をつけているのですが、以前、当会の事務所に入ってこられたある会員の方から、すごく嬉しい褒め言葉をいただいた事があります。

在職期間が長いせいもあり、服装を褒めていただく事はそれまでにも何回かあったのですが、その言葉は特に印象的で10年以上経った今でも忘れません。どういう言葉だったのかは次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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