環境を守る(7)  (ゆ)  No.324

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

明日から10月。秋も本番ですが、皆様は「秋の七草」を全部覚えていらっしゃいますでしょうか?一年の無病息災を祈念して七草粥にして頂く風習のある「春の七草」に比べると、それほどポピュラーではないように思います。この「秋の七草」とは、女郎花(ミナエシ)、尾花(スキ)、桔梗(キョウ)、撫子(デシコ)、藤袴(ジバカマ)、葛花(ズ)、萩(ギ)のことだそうで、頭の文字をつなげて「お好きな服は」という覚え方が一般的だとか。


Japanese clovers 2014.9 photo by y★u

上の写真は前回のブログでもご紹介した横浜市港北区の西方寺(「花の寺」として有名だそうです)の萩ですが、華やかな美しさを持つ彼岸花とはまた別の可憐な美しさがあると思います。お好きな服を着られて、秋の七草を鑑賞しに行かれてみてはいかがでしょうか?こういった四季の花々は枯れた後、自然に還りますし、萩のような多年草は翌年も目を楽しませてくれますが、自然に還らずに環境に影響を与えてしまうゴミもあります。

このブログNo.170「健康を維持する(4)」(https://www.sjve.org/16858)でも、ウミガメがビニール袋を飲んで死んでしまっているという問題に触れましたが、人間だけでなく地球上の生物に影響を与えてしまう深刻な問題です。前回のブログでも、世界各地で一斉に海岸のゴミを拾い集めるという「国際ビーチクリーンアップデー」のことをご紹介しましたが、生活していく以上、ゴミは出てしまいますので、いかにゴミを少なくするかが世界共通の課題だと思います。

ゴミの中でも問題になっているのは長い時間を経ても完全に分解されないというプラスチックですが、世界の生産量は年間4億トンで、1950年代に比べて200倍に増えているそうです。2016年の世界経済フォーラムの総会「ダボス会議」で、『このままのペースでプラスチックが増え続ければ、2050年には海の中のプラスチックの重量が魚の重量を超える』という予測が発表されたとか。

『あなたは毎週5グラムのプラスチックを食べている』と帯に書かれてあった『脱プラスチックへの挑戦』(堅達京子著)という本には、『1950年代以降、使用されてきたプラスチックは、その軽さや密封性の高さによってエネルギー消費が抑えられ、むしろ地球環境問題の解決に役立ってきた側面がある一方で、自然に還らない素材であるがゆえに埋立地や海に残り続け、生態系に大きな影響を与えている。…持続可能な地球のためには、今が非常事態であるという認識をみんなで持つことが必要』だと述べられていました。

そして、私達一人ひとりができることとして以下のようなことがあげられていました。
・『環境に配慮した製品を使うといったライフスタイルの見直し』
・『「循環経済」全体を意識して、必要のないものは買わない、選んで買う』
・『脱プラスチックや脱炭素への対策を取ることは新しい価値を生むとポジティブに捉える』
・『「どうせ世の中は変わらない」という言葉は封印して、SNS等を活用して声を広げる』

また、地球の温暖化の問題でも、IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:国連気候変動に関する政府間パネル)が警告した『世界の平均気温が産業革命前に比べて、早ければ2030年にも1.5度上昇する』という事態を食い止めるパラダイムシフトのカギを握るのは「人材育成」であるということと、「Fridays For Future」の若者達がデモの時に叫んでいた『気候は変えず、自分が変わろう!』という言葉も紹介されていましたが、確かにこの心がけこそが「環境を守る」ために大切なものではないかと思いました。

自分を変えたり人材を育成したりするためにもVEをご活用いただきたいと思いますが、当会では、「Value Engineering から Value Designへ~持続可能な価値を創造する次世代の育成へ~」というテーマで第55回VE全国大会を完全オンラインで開催、11月1日~11月30日までオンデマンド配信いたします。社会的課題を解決し、SDGsの達成にも貢献できる人材に求められる要件、VEとSDGsの関わりや人材育成についても考える場にしたいと思っています。10月25日までのお申し込みには「早割」が適用されますので、お早めのお申し込みをお勧めいたします。(https://www.sjve.org/25112

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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