論文
当社におけるVE活動の現状については,過去数回,この大会で発表してきた。その中でも,特に最近は,BESTよりもBETTERの改善結果をねらって,作業所で数多くVE活動を実施するという方針をとってきている。すなわち,VE計画会議によって,問題点の摘出からVEテーマの選定,3時間VEを用いての改善活動,この両者の組み合わせで,着実に成果をあげてきている。
しかし,現実の問題として,少人数の作業所が数多く存在しており,メンバー不足のためVE活動ができない場合も,しばしば起っている。この解決策としては,物理的にメンバー数を増やす方法と,1人でもできるVE手法の開発と,2通りの策が考えられる。この論文では,前者について簡単に触れ,主として個人VEの考え方,その適用事例を中心に述べてみたい。
目次
- 1. はじめに
- 2. 個人VEの必要性
- 3. 個人VEの手法
- 4. 改善事例
- 5. 問題点と対策
- 6. おわりに
発行年
1975年 VE研究論文集 Vol.6著者
- フジタ工業株式会社
建築統括部 VE課 - 小田勤
- フジタ工業株式会社
建築統括部 VE課 - 勝英司
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
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