建築工事管理の改善活動におけるVE適用

論文

建設作業所における生産活動において、生産性向上の要求の中で生産活動を管理する技術者は減る傾向にあり、工事管理支援システム開発による合理化が必要とされる。そのシステム開発についてVE手法に基づく効率的な方法の開発を試みた。すなわち改善の対象として管理支援システム構築とその運用とに区分し、その取り組みの仕組みが異なるため、対応する内容を明らかにした。また作業所における必要なニーズを的確に確認し、シーズを探索しその機能展開を行い、改善案にいたるジョブプランを提案した。

特に機能分析は、システム構築についてはシーズにかかわる要求事項・制約条件を摘出して機能に変換し、またシステム運用についてはニーズにかかわる主として問題点を機能に変換し、おのおの改善案に結びつけることとした。さらにその手法を作業所の仕上げ管理においてバーコードとパソコンを活用した工事管理支援システム開発に適用した事例を示した。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 建築工事管理の現状とシステム開発
  • 3. システム開発における問題点
  • 4. 管理の合理化におけるVE適用
  • 5. VEの適用とその手法
  • 6. 適用事例
  • 7. おわりに

発行年

1991年 VE研究論文集 Vol.22

著者

株式会社フジタ
VE推進部
鶴家健
株式会社フジタ
新生産システム開発室
永易修

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

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