最経済的製造手段を追求したコスト見積による価値改善の促進

論文

わが国の主要企業において、VE活動の「アイデアの具体化」のステップにおけるコスト見積の実態は、正常な(現有設備等による従来の延長線上)コスト・レベルで行われているのが約70%であり、理想的な(実現可能な最経済的)コスト・レベルで行われているのが約10%程度となっている。

ところが、正常なコスト・レベルと理想的なコスト・レベルの差は、製造技術の進歩が著しい現在、小さくない。

従って、VE活動の目的である「機能を果たす多数の手段の中から、最も合理的・経済的な手段を選び出す」ためには、改善案検討時のコスト見積は最経済的製造手段を追求した、実現可能な理想的なコスト・レベルで行う必要がある。

本論文では、「アイデアの具体化」のステップで、最経済的な製造手段を追求したコスト見積をすることにより、次のような改善が可能であることを述べる。

1. コスト見積が適切にできることから、改善案の価値改善率を高めることができる。

2. 特に外作品につき、改善案作成時に、算定したコスト見積値を目標にした、取引先との共同VE等により、外作品の価値改善が促進できる。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. VE活動の基本ステップと経済性等評価の概要
  • 3. 最経済的製造手段追求による価値改善の促進
  • 4. 最経済的製造手段追求による価値改善推進事例
  • 5. おわりに

発行年

1993年 VE研究論文集 Vol.24

著者

株式会社東芝
三重工場 資材部
清水豊

カテゴリー

  • VEテクニック

キーワード

  • コスト・テーブル
  • コスト見積
  • 価値指数
  • 最経済的製造手段
  • 理想的コスト・レベル

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