景観とVE

論文

製品の外観を良くするためには、魅力機能として取り扱い、顧客要求や顧客満足度を指標に計画が進められる。一方、土木事業で扱う景観には、建造物の外観だけではなく、すでにそこに存在する自然や他の建築物の外観が含まれている。景観検討では、周辺環境との調和や強調といった概念が必要となる。

我が国では2004年に景観法(景観緑三法)が制定され、良好な景観の形成を促進するための仕組みづくりが進められてきた。しかし、具体的なアプローチ方法までは示されておらず、景観検討には担当者の感性やデザイナーの美的センスに頼らざるを得ないのが現状である。当初のイメージを具体的な形とし良い景観を創出するまでには、関係者の努力と多くの時間が投入される。

筆者は、景観検討の精度向上と効率化を目的に景観検討の手順にVEを取り入れた検討を行い、具体例によりその効果を検証した。本稿では、その手順、考え方、手法について具体例とともに示す。そして、景観検討へのVE適用の効果を明らかにするとともに、今後VEを用いた景観検討の方向性を示すものである。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 景観検討の現状と課題
  • 3. 景観検討手順へのアプローチ
  • 4. 景観検討へのVE適用例
  • 5. おわりに

発行年

2008年 VE研究論文集 Vol.39

著者

パシフィックコンサルタンツ株式会社
事業創造本部 VEセンター
木守岳広

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

  • VM
  • コンセプト
  • 公共事業VE
  • 景観
  • 開発段階VE

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