命を育む (3)   (ゆ)  No.67 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

前回のブログで、父の日を間違えてしまいました。気づいてすぐに修正はさせていただきましたが、正しくは6月の第3日曜日なので、今年は6月18日になります。どうしても母の日より印象が薄い事を自ら証明してしまったようですが、間違った情報をお伝えしてしまい大変失礼いたしました。

父の日の花である「黄色い薔薇」に関する認知度もあまり高くないようですが、先日、スーパーで、お煎餅の販促品として黄色い薔薇の造花が置いてありました。昔は見かけなかったように思うので、それなりに浸透してきたのかもしれませんが、お父さんの場合、おそらくお花よりお煎餅とか食べ物の方が喜ばれそうですね。

さて、世のお父様達はご出張も多い事と思いますが、宿泊するホテルを選ぶ時、何を重視されますでしょうか? 私は今年は例年になく旅行や出張の機会が多かったので、改めてホテルって千差万別だという事を実感しました。VEで言えば、コストは低くて機能は高いホテルが一番いいとは思いますが、どこに価値を置くかで違ってくると思います。快適さ、サービス、雰囲気、価格、利便性など選択肢はたくさんあります。

予算が限られていればお財布と相談しながらになりますよね。4月に行ったホストファミリ―との京都旅行の際、同じホテルの方が便利かもと思って調べたのですが、あまりの高額料金に断念しました。この時は、そのホテルに近いホテルという事で立地を優先条件にして決めました。 最近、重視しているのは(これは泊ってみないと分らない部分もあるのですが)、睡眠です。人間が育つには、栄養の摂取の他に睡眠が重要だと思うのですが、今までの旅行とか、特に出張先では緊張するのか、ほとんど熟睡した覚えがありません。

前回のブログで書いた旅行では東京のホテルに友人達と泊ったのですが、価格の高いホテルは それなりの環境(空間、インテリア、寝具など)が整っているのだと実感しました(余談ですが、ウエルカムドリンクとしてソフトドリンクの他にワインやビールまで冷蔵庫に入っており、思わずフロント に『本当にウエルカムドリンクで飲んでいいんですか?』と確認してしまった小市民の私達でした)。絨毯は身体が沈むほどふかふかで、いい香りが漂い、部屋の窓からは東京の夜景が見渡せるという居心地の良さとベッドの良さもあり、珍しくぐっすりと眠れた気がします。

The night view of Tokyo 2017.6 photo by y★u

ビジネスホテルのコンパクトさとか機能性も価値のあるものと思いますが、「疲れた身体を休めるためにはそれなりのコストがかかってもいいのでは?」とも思った次第です。 旅行や出張でなくても、自宅の寝具とかをいいものにするとより良い睡眠が得られるかもしれません。人生の約3分の1を過ごす上に、成長ホルモンは22時から2時までの間に活発に出るそうですし、ベッドやお布団が無理なら、いい枕にするだけでも睡眠の価値はアップするかもしれません。ご自分の命をよりよく育むためにもお勧めします。

以前、「睡眠」に重点を置いたというホテルに泊まった事がありますが、そういう差別化を表に出してもらえると選ぶ時に便利ですよね。「雨露さえしのげればいい」とか「極上の空間に身を置きたい」とか顧客のニーズは実に様々と言えます。そういった顧客のニーズにマッチしたサービスや製品を提供するために活用されている方法論が原価企画であり、その中核をなすものがVEです。

当会では、7月20日(木)に「利益を生み出す原価企画」セミナーを開催いたします。原価企画の第一人者が「低成長期でも好調を続ける強い企業は何が違うのか」について企業の実態を踏まえて解説いたしますので、初心者の方にもお勧めです。お申し込みの締切りは7月10日になります。(https://www.sjve.org/9462

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

過去のブログはこちら

関連するページ