人をつなぐ (2)   (ゆ)  No.77

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今日から9月、2017年も3分の2が過ぎてしまいましたが、時の過ぎる速さが年々増している気がします。今回も前回に続き、学生時代に経験したホームステイのお話をさせていただきます。実に様々な経験をした贅沢な夏休みでしたので、現在の1カ月の10倍位の密度があったように思います。

1カ月の滞在中の主な予定は語学研修でしたので、平日は日本から参加した仲間達と一緒に学校に通っていました。ただ、レストランでの注文の仕方等といった基本的な英会話で、少し期待外れでしたが実用的ではあったと思います。他にも手作りのお菓子コンテストとか、女の子にはお化粧講座(男の子には射撃講座)のようなものもありました。

このお化粧講座の時の主催者が、ボランティア(本職は化粧品会社社員)で家から学校まで自家用車で送迎してくださっていたのですが、私の事をなぜかとても気に入ってくださいました。私の冗談がウケて、大笑いしながら運転中の両手をハンドルから離して大きな拍手をされだした時は気が気ではありませんでしたが…。

ご自宅にも招待していただき、『裕子はユーモアがあるからアメリカでもやっていけると思う。その気があれば仕事を紹介するけれど、どう?』と誘ってくださいました。ただ、悲しいかな、そういうふうに言っているよ、と教えてくれたのが、日本人仲間の高校生の女の子でした。

彼女は、ホームステイ中に16歳の誕生日を迎えたので皆で誕生パーティーをしましたが、半年前は中学生だったという若さに加えて、ヒアリングができてもスピーキングがもう一つという事もあり、ホームシックにかかってしまった時がありました。いつもは明るいのに元気がなくなった彼女を心配したホストファミリーは、見よう見まねでおにぎり(!)を作って持ってきてくれたそうですが、言葉を介さなくても気持ちって通じるんだなあと思いました。

私は彼女とは逆で、スピーキングは単語の羅列でなんとかこなせても、ヒアリングが苦手だったので(特に早口で話されると聞き取れませんでした)、彼女とはちょうどいいコンビでした。もし、ヒアリングがこなせていたら、誘ってくれたボランティアの女性とのつながりが深まり、今頃、アメリカに住んで働いていたかも?

休日には、ワイナリーや農園に行ったり、牧場で乗馬をしたりとどれも初めての経験でワクワクする事ばかりでしたが、中でもとても気持ちが良かったのがラフティングでした。大きな古タイヤを浮輪代りにして何人かでつかまって川下りをするものですが、カリフォルニアの青い空の下、両岸の緑の木々を見ながらキラキラと輝く川の流れに身を任せるラフティングはスリルと涼味に溢れ、夏には持ってこいのレジャーでした。

オプショナルツアーでは、日本人の仲間達とラスベガスやサンフランシスコの観光地も訪れ、ディズニーランドやカジノ等にも行きましたが、中でも印象的だったのは憧れのグランドキャニオンでした。私が生きているうちに見てみたいもの三つのうちの一つでもあったので、この魅力的な場所もアメリカと私をつなげてくれたと言えるかもしれません。 7000万年前の地殻変動を起源とするグランドキャニオンは、今もなお浸食は続いており、最古でおよそ20億年前の原始生命誕生時の地層を浸食しているそうです。私の行った年に、ちょうど世界遺産にも登録されたようです。

太古からの地層が織りなす渓谷の間を小型セスナ機で遊覧しましたが、特に女の子達は窓から見える雄大な景色にくぎ付けでキャーキャーと大喜びでした。遊覧後、興奮さめやらない女の子達に比べ、ほとんどの男の子達は元気がなく、青い顔をしていました。どうして青い顔をしていたかは次号にさせていただきます。

私のホームステイは、それまでに学んだ英語がどれだけ実践で通用するのかという確認も一つの目的でしたが、人と人をつなぐのは語学だけではないという事に加えて「なんとかなる」という度胸が少しついたように思います。

当会では、VE活動を実践する上で必要なVEの基礎知識を再確認するための「VEブラッシュアップ講座」を9月25日(月)~26日(火)に開催いたします。実際に今までに受講された方々からもご好評をいただいておりますので、特にVEスペシャリスト(VES)を目指す方にご参加をお勧めいたします。(https://www.sjve.org/9782

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

 

過去のブログはこちら

関連するページ