運勢を占う (1)   (ゆ)  No.143

あけましておめでとうございます。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年の漢字は「災」でしたね。あまりイメージはよくない漢字ですが、確かに災害の多い年でしたし、いざという時のための準備が大切ということで気を引き締めつつ、今年は「災転じて福」になればいいですね。

まだ気象予報などない時代に、自然災害等を予測、あるいは避けて通るために発達したものの一つに占いがあるように思うのですが、いかがでしょう?
科学的根拠のないものは信じないという現実的な方が多いとは思うのですが、話の種としても面白いですし、私は占い全般が好きです。星占いなどは、「占星学」という言葉もあるように、ある種の統計学ではないかと思いますし、人相や手相などもそうなのではないかしらと思います。

ところで、皆様は初詣には行かれましたでしょうか?
実は、昨年末に、今度のブログのテーマは「占い」にしようかなと思っていたのですが、元旦に氏神神社でおみくじを引いたら、なんと下の写真の「大吉」が出ました!

great fortune 2019.1 photo by y★u

幸先のいい年始だなあと気分が良かったのですが、こんな風に「大吉」や「吉」が出れば嬉しいですし、「大凶」や「凶」が出るとがっかりしたりしますが、そこに書かれている「言葉」の方も重要だそうです。更に、実はおみくじの役目というのは、もっと深い所にあるそうです。

運気が波に乗っている時にはあえて「大凶」が出て舞い上がり過ぎないようにしたり、落ち込んでいる時には「大吉」が出て励ましたりと、行動や心のバランスをとってくれるのだそうです。神様が『あなたはもっと自信を持っていいよ!』と伝えてくれるのが、おみくじだとか。また、「中吉」や「末吉」等は、自分のすごさに気づいていないと出てくるそうです。自分の「価値」に改めて気づかせてくれる機能もあるのかもしれませんね。

とはいえ、引く確率が低いといわれる「大凶」が出てしまったりすると、『もう、それ以上は悪くならないということだから大丈夫』という慰めのような解釈もあるものの、あまりいい気分ではないですよね。私自身は今までに引いた覚えはないのですが、一緒にいた人が「大凶」を引いてしまった事が2回程あります。

まず、学生時代にお世話になったホストファミリーのアメリカ人母娘が来日した時、一緒にお参りした浅草寺でホストマザーが引いてしまいました。しかも、国際的にも有名なお寺なので英文解説付きでした。がっかりする彼女に、上述のような内容を説明する英語力がなく、「せっかくアメリカからはるばる来たのに何でよりによって~」と思いながら『あまり気にしないでね』くらいしかかけてあげる言葉がありませんでした。

もう1人は、このブログ№100「夢を抱く(https://www.sjve.org/13583)」でも書きましたが、ちょうど1年前に偶然、うどん屋さんで出会って仲良くなった韓国の旅行作家さんです。『また来日されたら連絡くださいね』と言って別れたのですが、その4か月後、本当に連絡をくださり、鎌倉で再会して長谷寺や江の島神社等を一緒にお参りする事ができました。

この彼女もはるばる韓国からやってきたというのに、鶴岡八幡宮で「大凶」を引いてしまったんです。今度は英文なしのおみくじなので、『何て書いてあるの?』と私に尋ねてきました。やはり、上述のような詳細な説明はできず、簡単に説明はしたものの、やはり嬉しそうではありませんでした。ただ、この鶴岡八幡宮には、「凶」を引いた場合の対処法があったので、彼女の顔が笑顔に変りました。私も初めて知ったのですが、どういう対処法だったのかは次回にさせていただきます。

さて、占いも、古くからあるものは多くの体験や実例が元になっている事が多いのではないかと思います。当会では1月29日に「こうすれば実践できる“部品数Management と Modular Design” 」セミナー(https://www.sjve.org/15259)を開催いたします。机上論・理想論ではなく、講師の体験や実例から「少ない部品数で高収益を上げる」効率的なモノづくりを学べますので、この機会にご参加されてみてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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